今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席 12月席(第14日)

<本日の演目>

二乗   「阿弥陀池」
まん我  「おごろもち盗人
笑福亭たま「つぼ算」
春若   「兵庫船」
   
 -中入-
   
林家染雀 「質屋芝居」
ざこば  「不動坊」

まん我さんのお召し物はクリーム色のお着物に茶色のお羽織。

外は日差しがあって見た目には暖かそうなのに、風が冷たい日でした。
外で待つのは寒いので、動楽亭も少し開場を早めてくれはったのかもしれません。
ここしばらくお目にかかるチャンスの遠のいていた二乗さん、いつもの枕も少し違ったアレンジで、「阿弥陀池」は後半になるほど乗って来はった感じで、スピード感もあり楽しく聴かせて頂きました。
まん我さん登場の前に湯のみが出てきました。
今朝のラジオでも言うてはりましたが、現時点で来年1月の前半は公表されている公演へのご出演が全く無くて、ゆっくりお喉も休められはりそうな気配です。
でも年内はまだまだお仕事が入っていて、お喉は騙し騙しでも使うてくれはらんとアカンのでしょうね。
普通の会話程度なら問題がないのか、ラジオでも今日の落語でも相変わらずええお声には違いございません。
枕を振ってはる間、泥棒の噺にもいろいろあるので、一方で「おごろもち盗人」やろなぁ…と思いつつも別の泥棒噺かも知れへんで、とささやかな期待をしてしまいます
二つ目の出番やと持ち時間が短いせいか、あっちゃこっちゃ割愛されていましたが、戸の下から右手だけ捕まったはる泥棒さんは今日も表情豊かでした
落語の中に何となく好きな言葉やら言い回しがあります。
この噺ではおかみさんが『あんなところから手が生えたある』と言わはった後に旦那さんが言わはる『……第一そんな種どこに売ってんねん』というのがかなり好きです。
サラッと言うたはるんやけど、私はそのセリフが割愛の対象になってなくて嬉しくなりました。
この噺は旦那さんが帳合いをしたはることから節季の噺、つまり年末の噺ってことになるんでしょうか。
続くたまさんはゆったり枕を話しはった後に「つぼ算」が始まりました。
途中で一旦停止してまた続けはりましたが、その時のりしろの重なっている部分の言い回しが少し違っていたので、たまさんも一字一句違えずにしゃべりはるタイプとはちゃうんやな、と思いました。
たまさんの「つぼ算」は噺をバラして再構築しはった感じに巧く短縮されていて、たまさんらしい可笑しさの噺になっていました。
この番頭と徳さんのやりとりは観客の中にも騙されてしまいはる方がいてはるらしく、演者さんからは不審そうな表情の観客が見えているんでしょうね。
たまさんは『帰ってからゆっくり考えて下さい』て言うたはりました
春若さんは以前にもこの昼席で拝見した事があります。
その時にもなさっていましたが、“ジョーク”と称するたまさんで言う“ショート落語”みたいなのを枕にいくつか披露され、その後に「兵庫船」を聴かせてくれはりました。
あ、そうか、ひょっとして“ジョーク”は会話になってへんから“ジョーク”なんやろか???
なってたかな。。。
過日、杣屋さんでお会いしたお仲間とも話していたのですが、落語を聴いて眠くなるのは決まってベテランが話してはる時で、前座さんでは決して眠くはなりません。
リズムよく話し慣れてはるのが却って眠気を誘うのかもしれません。
という訳で、少々うとうとしつつ聴いてしまいました

131214-01

中入りの後は染雀さん、一度まん我道場のゲストにもお出でになったのを拝見しました。
今日は赤穂浪士の討ち入りの日、ということで後のざこばさんが何の演目を考えておいでかはわかりませんが、先にやったもん勝ちやと前置きしはって、忠臣蔵の出て来る芝居噺「質屋芝居」が始まりました。
染雀さんはよく通りはるお声やし、お芝居のセリフも所作もピタリと決まりはってそれは見事でした。
お芝居の合いの手のお声は…たまさん?
ざこばさんが枕で昔会いはったことのある役者さんの話をされて、そのお名前を尋ねはったので、暖簾の間から長襦袢姿の染雀さんがも一度お顔を覗かせはるシーンもありました。
ざこばさんは過日ラジオで聴いた「不動坊」を掛けはりました。
過日のラジオでも思いの外楽しく、それを生で聴けてラッキーやったと思います。
この噺は幾人かの演者さんで聴いたことのある噺ですが、実はどなたで聴いても私は少し退屈してしまう傾向がありました。
ところがラジオで聴いたざこばさんでは面白かったんです。
今日、ざこばさんの「不動坊」を聴いていると何故かまん我さんがこの噺をしはるのを思い浮かべる事が出来る気がしました。
まん我さんでも聴いてみたい噺がまた一つ増えました。
私は基本的にまん我さんの出てはる落語会にしか出掛けませんが、それは大いに経済的理由に拠ります。
かと言うて、それならまん我さんメインの会にしか行かないことにしようとは思いません。
イヤ、まあ、もっと逼迫すればそうせざるを得ないかもしれませんが、現状では昼席のようにふだんは聴かない落語家さんのたくさん出てはる会には必ず出掛けたいと思っています。
私はもちろん、まん我さんこそが全ての中で一番魅力的な噺家さんやと思っているのですが、数年前ひょっこりまん我さんという素晴らしい落語家さんに出会ってしまったように、いつどこで凄い!と思う落語家さんに出会わないとも限りません。
まん我さん以外の噺も聴いて『ホラね、やっぱりまん我さんが一番やん!』と自分の中で確認し続けているという訳です。

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