今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第281回桂米朝落語研究会 @安井金比羅会館

<本日の演目>

慶治朗 「狸の賽」
弥太郎 「寿限無」
鞠輔   「始末の極意」
鯛蔵   「悋気の独楽」
よね吉  「幽霊の辻」
まん我 「書割盗人
米二   「近眼の煮売屋」
ちょうば 「三十石」

まん我さんはベージュ系の細かい地模様がある麻のようなお着物に黒のお羽織。

動物園前から急いで京都へ移動です。
途中“緊急地震速報”のために電車が停まったりして焦りましたが、無事開演前に安井の金比羅さんに辿り着きました。
花見小路は観光客らしい外人さんがいっぱいでした。
下足を入れる袋を鯛介さんと二葉さんが手渡してくれたはりました。
慶治朗さんを拝見するのはこの日が初めてでしたが、米團治さんとこはみんな(?)シュッとしてはるという噂通り、シュッとしてはる印象です。
割としゃべり慣れてはる感じで「狸の賽」を聴かせてくれはりました。
ただ慶治朗さんがどうこうというのではなく、気になったのは語尾に『…ですな』とか『…ますな』という表現です。
これは一般にある程度の年配の方が使いはる言い回しで、昔から若い人は使わないように思います。
セリフはそれぞれの人物の年齢設定やらあるので、甚兵衛さんなんぞが語尾に『な』を付けてしゃべりはるとしっくり来ますが、地の文にこれが付いていると語り手が年寄り臭く感じられて慶治朗さんのようなお若い方やとちょっと違和感がありますね。
そう教わりはったからそうおしゃべりしてはるのかなぁ、と思いますが、聴いている側はそこだけ耳に引っかかってしまうように思いました。
弥太郎さんの「寿限無」は魚屋さんの田中さんのパターンで楽しく聴きました。
ニコニコして話しはるので弥太郎さんのほのぼの感が弥増して感じられます。
昼席でもお会いした鞠輔さんは「始末の極意」、昼間聴いた「道具屋」より会話がしっくり来てる感じです。
鯛蔵さん、過日落語会の予約電話を入れたらご本人が受けてくれはってちょっぴり嬉しかったのですが、「悋気の独楽」を話しはるのは初めて聴きました。
“酢でもコンニャクでも…”のお竹どんがなかなかキョーレツ!
丁稚の定吉っとんも鯛蔵さんらしい味わいで程よくこまっちゃくれてはります。
よね吉さんの「幽霊の辻」はオチがちょっと怖いところも含めとても面白く聴きました。
周囲の女性のお客さんたちに凄く受けてはる感じがありましたねぇ
まん我さんは昼席と同じ「書割盗人」でした。
昼間は別の泥棒噺なら嬉しいなんぞと思ったのでしたが、何でそんなことを思ったかしら?くらいな気分です。
まん我さんなら何度同じ噺を繰り返し聴いても新鮮に楽しめます。
昼席よりも一層伸びやかに演じてはるような印象でした。
金庫から覗いている札束を描いてはる様子と言葉の間が凄くよくて、いつもはここで感じないような可笑しみがありました。
書割を描いてくれはる人のセリフは少し落としたトーンで語られるのも凄く素敵 なんぞと2回続けて聴いたからこそ気付いたりすることもあります。
何だかヤモメさんと泥棒のしゃれっ気が凝縮されているようで、槍で突かれた泥棒がヒョイと避けるシーンがとても好きです。
米二さんの掛けはった「近眼の煮売屋」という噺は近眼の煮売屋に危害を加えるシーンが嫌いで、いつも後味のよくない噺やと思っていたのですが、米二さんが話しはるとそこがあまり強く残らず、あらら!?という感じでした。
同じ噺でも語り手によって印象が変わるものですね。
この夜のトリはちょうばさんの「三十石」でした。
お女中を乗せてあげようと主張してする妄想が翌朝大阪に着いた後にまでも及ぶパターンで、舟歌もたっぷり。
まん我さんの舟歌とは微妙に節回しが違います。
この日はバックコーラスがたくさん揃ってはって、それがまたええ感じ

この夜はどの噺もそれぞれによくて、とても満足して家路に就きました。
またツイッターを通じてお近付きになったshanduraiさん(何とお読みするのでせう?)と直接お会い出来て、また落語好きさんのお仲間が増えました
帰り道の阪急電車で運よく座ることが出来たので、この日の2つの落語会で貰ったチラシの束を見直していたら、隣席の男性から話しかけられて、“動楽亭”というものの存在を教えてくれようとしはるんです。
こないにたくさんの落語会のしかも米朝事務所ばかりのチラシを持っている人は大概“動楽亭”の存在は知っているように思います

さて次のお楽しみは土曜日のKBS京都放送ラジオの“桂塩鯛のサークルタウン”と日曜日の国立国際美術館。

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