モーレツ落語会!(千秋楽) @常盤漢方薬局ビル5階
桂雀五郎 「看板の一」
桂雀喜 「アンドロイドJ」
桂まん我 「応挙の幽霊」
桂紅雀 「佐々木裁き」
-中入り-
桂南天 「代書」
桂ひろば 「はてなの茶碗」
まん我さんは黒い紗のお着物に茶色のお羽織。
南天さんのブログ“覚え書き”で今回の会が発表されてから、楽しみに待っていた3日間でしたが、ついに千秋楽がやって来てしまいました。
今夜の雀五郎さん、枕には実在のとんでもない(気のする)競争馬の名前を散りばめた架空実況中継、これまでに一度だけ聴いたことがありました。
雀五郎さんは普段から無口やということで有名ですが、至って競馬がお好きらしく、好きこそものの上手なれ、で、この枕は面白いですね

ギャンブル繋がりで「看板の一」へ。
雀五郎さんは大人しいというイメージやと思っていたんですが、今夜会場でお会いしたお仲間は口を揃えて『落ち着いたはる』と言うたはりました。
生意気を承知で言わせて頂けば、雀五郎さんはどの噺も順調にレベルアップを重ねてはる気がします。
雀喜さんは約20年後の物語「アンドロイドJ」。
主人公の本名を『ナガサカ』と言うたはりましたので、ご自身がモデルなのかも知れませんが、精巧なアンドロイドが病床の落語家の代わりに落語をする…という噺です。
雀喜さんの新作には雀喜さんのお人柄がにじみ出ている気がして、私は好きです。
まん我さんはおじゃまん我リポートで骨董市の取材をしはった時のエピソードを枕に「応挙の幽霊」でした。
実際の応挙の幽霊画は私の好みで言うと不気味なだけで美しいとは思いませんが、まん我さんの演じはる幽霊は愛嬌のある人で、地獄系都都逸がお上手です

掛け軸の中で酔っ払って寝ている幽霊、どんな格好で寝てはるんでしょうね。
紅雀さんは「佐々木裁き」でした。
私は南天さんのブログにこの日の紅雀さんのネタは「親子酒」と書かれていたのを見ていて(「まん我さんはどこ…」にも「親子酒」としたままでした。スンマセン!)、米朝事務所のHPなどでは「佐々木裁き」になっていたことに気付いていませんでした



紅雀さんの四郎吉っちゃんは12歳で、前に箕面で聴いた時はまん我さんの四郎吉ちゃんより少しお兄さんな印象を受けました。
今夜の方があの時より無邪気な印象やったように思います。
南天さんの「代書」は初めて聴きました。
主人公は“田中ひこじろう”さん。
ご自身のお名前も年齢もご存知のようでした。
そうそう、履歴書の用紙を会社で貰って来ていて、そこに代書屋さんでうまいこと書いてもらうというのも初めて聴きました。
職歴のあたりは何方の「代書」も同じような内容に聴こえますが、これもいろいろな落語家さんのを聴き比べしてみたい気がします。
本日のトリはひろばさんで「はてなの茶碗」でした。
よく言うてる気がしますが、広いメイプルホールで聴くのと違ってこの会場ではひろばさんの油屋さんがめっちゃ迫力ありました。
あ~ぁ、終わってしまいました。
次のお楽しみは取敢えず明日の昼席と金比羅さん。
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