今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

桂文我独演会2013大阪 @国立文楽劇場

<本日の演目>

まん我        「子ほめ
文我         「菜刀息子(弱法師)」   
村上信夫&桂文我 特別対談 「枝雀まるわかり」~その2~

 -中入り-
   
文我         「船弁慶」

まん我さんはベージュのお着物に黒のお羽織。

今日は午前中、大阪市内に大雨や洪水の警報が出るなど、ずいぶんよく降りました。
夕方国立文楽劇場に向かう時間にもまだ少し雨は残っていましたが、ほぼ小降り。
今夜は石段で登場のまん我さん、ここんとこ「猿後家」とセットで聴いていた画家がアルバイトに似顔絵を描きはる枕の短縮版が「子ほめ」についていました。
まん我さんの「子ほめ」はずいぶん久しぶりです。
伊勢屋の番頭さんとの件がしっかりあって、赤ちゃんの近くで昼寝をしているお爺さんと喜ぃさんは将棋友達という設定です。
まん我さんの噺が進むに連れて会場の空気が温まって行くのが目に見えるようでした。
文我師匠の1席目は「菜刀息子」。
私はこれまでに聴いた数々の文我さんの噺の中で、この噺が一番好きかも知れません。
と、言うか、一番惹き付けられる感じがあります。
ストーリー展開が好きという意味ではなく、この噺をしてはる時の文我さんの演技がとても好ましいのです。
登場人物たちの抑えた口調、もの売りの呼び声で季節の移ろいを表現しはる手法、その場、その場に的確で美しい所作…初めてこの噺を聴いた時も本当に聴き入らせられましたが、今夜もそうでした。
今夜はベージュとグレーの間くらいのお着物に明るめの赤紫の博多帯を締めてはったのですが、その帯の色に合わせたような(帯よりは少し鮮やかな)手ぬぐいの色合いもお洒落でステキでした。
元NHKアナウンサーの村上信夫氏と文我さんの対談で、今は亡き枝雀さんのエピソードが語られました。
開演前に集められた会場アンケートに答えはるシーンもあり、文我さんのファンでここにもたまにコメントをくれはる柚子さんの質問が取り上げられました。
客席にマイクを運びはるのはまん我さんのお仕事で、今夜も会場を右に左に走り回ってはりました。
枝雀さんはご自身の演技を録音したり録画されたものをご覧になって、笑ってはったという話も出て、文我さんはご自身の録音録画で笑ったりはしはらへんのやそうです。
中入りを挟んで文我さんのもう1席は「船弁慶」でした。
私はまん我さんを師匠の文我さんに似てはると感じたことはほぼなかったのですが、今夜はその口調などに似たところがあると初めて思いました。
でも「船弁慶」を語りはる細部の強弱やリズムなどは違っていて、通い船の船頭さんがしゃべりはるセリフもまん我さんでは聴かないように思います。
そんなほんのわずかに違った言葉が入れられていたりはするものの、大部分は一言一句違わないこの噺を、まん我さんはまん我さんの色に塗り変えて演じてはるのでしょうし、師匠は師匠のカラーで、目に浮かぶ喜六、お松夫妻のお顔も違っていて、それぞれに笑える箇所も微妙に違ったりして、古典落語の聴き比べ…とても楽しいものです

今夜会場に置かれていたチラシの中に『第42回お笑いまん我道場 大阪編』のものがあったのを落語会のお仲間が教えてくれはりました。
私は『おやこ寄席』のチラシが余分に置かれていないかと探していて、うっかり見落としていたのです。
今月は全国各地のまん我さんの会があって、それぞれの次回開催詳細なども次々と発表されるのに、大阪編はワッハ上方亭ファイナルの後が梨の礫でしたので、なんだかホッとしました ホッ
終演後、文楽劇場の外はすっかり雨が上がっていました。

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