今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

3/8(土) 野村万作・萬斎 狂言公演 inびわ湖ホール

3月8日14時開演  於:中ホール
◇プログラム
■枕(解説)
■独・素狂言『柑子』    野村萬斎
■狂言『鏡男』        夫 野村万之介   鏡売り 高野和憲
                 妻 石田幸雄     
                 後見 深田博治
  《休憩》
■狂言『骨皮』       新発意 野村萬斎   住持 野村万作
                檀家 竹山悠樹   檀家 月崎晴夫
                檀家 深田博治
                後見 岡聡史

今回は落語にも題名や落ちに違いはありながらも同じ内容のお話があるという演目が並んでいます。
ホールに入るといつもの能楽堂に倣った鏡板のステージではなく落語の高座のような設えに驚かされました。
襖をバックに『びわ湖狂言』の額がかかり、紅白の提灯が並べて吊られています。
岡聡史さんが演目の書かれためくり台の紙をめくったり、座布団を持って現れたり…枕を語りはる萬斎さんも心なしか咄家口調でした
独・素狂言というのは本来数名で演じられる狂言を1人で落語のように演じられることで、造語なんやそうです。
あ、素うどんの素やな…と思っていたら、萬斎さんのご解説にもそういうくだりがありました(^w^)

『柑子』とは柑橘のことで、主人から預かった三つなりの柑子を持ってくるように言われた太郎冠者が既に3つとも食べてしまった言い訳に終いには平家物語まで持ち出して語るというお話。
柑子を「アムアムアム」と食べる辺りなど、落語にも食べるシーンってよくありますよね。

『鏡男』は都での訴訟がやっと片付き故郷の越後の国松の山家へ帰るにあたり、長らく待たせた妻に高価な鏡をみやげに持ち帰リます。
これは鏡というものをはじめて見た人たちが鏡の中に映る自分の姿を(何しろ自分自身を見た事がないので)驚いたり勘違いしたりするお話で、妻は鏡の中に写る女性を夫の彼女やと思いはるんですね。

『骨皮』は落語の『金明竹』の元になったそうで、落語に詳しい方はご存知でしょうか。
寺の住持が新発意(しんぼち:仏門に入って間もない者)を呼び出し、自分は隠居するので寺の住持を任せると伝え、今後は寺の檀家の衆のあしらいを大事にするよう言い聞かせます。
そこへにわか雨に降られて傘を借りに立ち寄った檀家に老僧秘蔵の傘を貸したところ、檀家を大事にしたと褒められると思いきや「そんな時は傘は風にあって骨と皮とに破れてしまったから天井に投げ上げてあると言って断るように」と諭されます。
次に馬を借りに訪れた檀家には傘の断りの口上を、次に食事の招待に訪れた檀家には馬の断りの口上を述べて…。
無邪気に断りの口上を述べている新発意が最後には老僧の罪を暴くという展開になっています。
狂言には珍しいシモネタを扱った演目で、生臭坊主に対する当時の皮肉が織り交ぜられているようです。

びわ湖ホールでは例年東京のスペース・ゼロで演じられた能楽堂とは一味違った劇場狂言がかけられているそうで、昨春古澤さんの「光源氏・さかさまに行かぬ年月よ」を見に行くまで「遠い」と思い込んで足を向けていなかった事が悔やまれます。。。
もっとも久しくナマの舞台を繰り返し鑑賞するような余裕もない暮らしでしたが・・・。
狂言も大好きやけど、やはり萬斎さん個人の魅力に惹かれている私としては今回のように萬斎さんの解説の付いている公演が嬉しく、演目もそれぞれに楽しくて大満足でした。
ここでの公演はこれが9年目にあたり、次回(2009年3月28日(土)昼・夜公演)は10周年の企画を考えてはるらしいのですが、実はびわ湖ホールは存亡の危機にあります。
詳しくはこちら
ご賛同頂ける方は是非署名運動にご協力ください!
ストレスの時代と言われる現代、芸術は人の心を癒し元気をくれるもの、是非ご協力くださいと萬斎さんからもメッセージがありました。

3月7日は古澤さんのコンサート、8、9日は狂言という予定の私は3日間でお天気のよい日に1度くらいは着物で出かけようと目論んでいましたが、この日がとてもよいお天気やったので着物を着てみました。

080308coat


着付けに思いの外の時間を要し、ギリギリになってしまったのでかなり納得行かない状況での見切り発車となってしまいました。

0308kimono


ま、写してくれる人もないのでこんなんでお茶を濁しておきましょう(^^;

*Comment

わー、お着物でおでかけ!

にこりんぼさん、こんばんは。
とうとうお着物で観劇ですね!
それも狂言となると、気分も高まることでしょう。
水色がとてもきれいです。
私は今の年齢で着られる和服を一枚も持っていませんので,日本人としてどうなのと思います。これからも日本文化のためにもどんどんお着物を着てくださいませ。
萬斎さん、なんともいえず魅力的ですよねv-238
  • posted by 未来
  • URL
  • 2008.03/10 00:38分
  • [Edit]

未来さんへ

「日本文化のため」やなんて言われると穴があったら入りたいですぅ(^^;
ここにUPした写真もよくよく見たらチェック箇所多数。。。
でも失敗を繰り返しながらうまく着られる様になると思って頑張りますわ。
一般人の普段の暮らしでは着物は非活動的なので、なかなか着る機会もないままにお嫁入りのお荷物に入っていた着物たちは派手で着られなくなるものかもしれませんね。
でも帯や小物をうまく取り合わせればまだ着られるものが見つかるかも知れませんよ!
是非一度タンスを覗いてみて下さいd(^-^)ネ!
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2008.03/10 20:58分
  • [Edit]

素敵ですね~

にこりんぼさん、こんばんわ~!!
着物、素敵ですね~!!私も明日の豊田能楽堂の公演、着物で行こうと思ってたのですが土日と発熱してしまい本調子ではないので着ていくのは断念しました。にこりんぼさんはいつも素敵だと思うのですが私の場合、体型が着物仕様なので着ていくと褒められます。・・・つーか皆さん、「綺麗に着物、着てらっしゃいますね!」とは言ってくださるのですが「着物姿が綺麗ですね!」とは言ってくれない・・・。む~ん。どぅ解釈すればいーんでしょー???やっぱ、言葉のとーりか・・・。ところで、びわ湖ホール、存続の危機ですか!?あんなに素敵なホールなのに!!3年前だったかな?萬斎さんが「船渡聟」をやられたときに行きました。同じ日に大ホールでフジコ ヘミングさんのコンサートも行われており、同行したクラシックファンの友人が「こっちも見たい~!」と泣いておりましたっけ!とっても立派はホールですのに・・・。署名したいのですがプリンターが壊れてて。ネットカフェにでも行ってダウンロードして来よう~!
  • posted by まりすけ
  • URL
  • 2008.03/10 22:39分
  • [Edit]

まりすけさんへ

こんばんは~☆
お熱は下がりましたか?
豊田市能楽堂は明晩ですね。
私はまだまだ着付けに慣れなくてお恥ずかしいのですが、まりすけさんは着付けもお上手そうですね!
そりゃもちろん着物姿も素敵に決まってますわ♪
いつかナマまりすけさんを見てみたい~(^_-)-☆
びわ湖ホールの署名運動にご協力下さるとうれしいです<(_ _)>
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2008.03/10 23:42分
  • [Edit]

興味をそそる演目ですね

にこりんぼさん、こんばんは♪
にこさんの解説で充分興味を持ちました。
楽しそうな演目ばかりですね。
これなら退屈しないかもしれません ^^;

にこさん実践されているんですね、着付け。
とっても素敵な組み合わせ、春らしくて良いですネ。
首から上、想い出しながら拝見させて頂きました\・o・/
  • posted by sayuri
  • URL
  • 2008.03/11 20:31分
  • [Edit]

sayuriさんへ

こんばんは
萬斎さんは優秀な演出家でいらっしゃるので、演目の選択もその思いが伝わってくるように感じます(^^)
いつか狂言にもご一緒しましょうね。
でもsayuriさんとご一緒するなら東京か名古屋でしょうか?

今回の着物、組み合わせだけは自信がありました(^^;ゞ
もう少し綺麗に着られたらえ~んですけど。。。
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2008.03/11 21:30分
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