今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席3月席 第10日

<本日の演目>

鯛介  「子ほめ」
まん我 「平林
出丸  「上燗屋」
歌之助 「骨つり」
   
  -中入-
   
米二  「貧乏花見」
千朝  「一文笛」

まん我さんのお召し物は藤紫の対。

鯛介さん、噺を聴くのは2度目でしょうか。
初めて聴いた時と少し印象が違っていました。
何と言うか、あくまでも口調のことなんですが、思いの外しゃべり慣れてはる感じを受けました。
「子ほめ」は前座話なのかも知れませんが、やはり面白いという域に達するのはそれなりの熟練が必要なんやなぁ…なんぞと生意気に思いつつ聴いてしまいました。
今日は客席に小学生らしきお子さんがいてはったせいやと思うのですが、まん我さんは「平林」を掛けてくれはりました。
子供の頃から好きなネタでもある上、まん我さんの定吉っとんはその無邪気さと小生意気さがえ~按配で、また「た~いらばやしか、ひらりんか…」と唱えつつ街を歩くところでは狂言の同じフレーズを唄いつつ高揚して行くのと似た雰囲気もあって大好きな噺ですが、こういう巡り合わせでもないとめったに掛らないので、今日はお出でになっていたお嬢さんに感謝せんとあきません。
また今日はまん我さんの枕が振られている時に客席で寝息を立てる人があり、それを注意してあげはる人がいたはりましたが、まん我さんが「いいですよ」と制されました。
以前にも言うたはりましたが、ご自身が落語会の客であった頃、休日の寄席には昼間からビールなど飲んで出掛けて行き寝てはったそうで、迷惑さえ掛けなければ寝て下さってよいと言わはるんです。
やっぱりまん我さんはホンモノの男前なんですよねぇ。
こういう潔いセリフは言えそうでなかなか言えないものやと思います。
いつぞやツイッターで落語会でメモを取る客が槍玉に上がった時にも、噺家さんたちはメモを取る、携帯電話を鳴らせる、しゃべる、そして寝るのはタブーやと言うたはりましたし、『誰の噺を聴いても寝る訳やないと言う客もいるが、自分の話を聴いて客席全員が寝ている訳やない』とのたまう噺家さんもいてはります。
眠いと言えば、いつも思うんですが、私は前座さんや、失礼ながら余りお上手ではないと感じている人が話してはる時に眠気に見舞われたことはありません。
案外ベテランの噺家さんがリズムよく話してはる時に眠くなるのかも知れません。
たぶん下手(と私が感じる)な噺家さんはリズムがよくないんでしょうね。
いえいえ、客の側としても勿論、リズムもよくて眠くもならずに噺の世界を楽しめることが一番なんですけどね。
続く出丸さんは再三『二日酔いではありません』と繰り返してはって、どうやら二日酔いのご様子、しかも噺が「上燗屋」で見事な酔っ払いっぷりでした。
歌之助さんの枕の池ポチャエピソードはたぶん3回以上聴いているんですが、何度聴いても可笑しいんです。
彼はプライベートがかなり面白い人のような気がします。
「野ざらし」の原話とも言われる「骨つり」は初めて聴いたかも知れません。
石川五衛門の幽霊なんぞが登場して「野ざらし」とはかなり違う噺ですよね。
米二さんは「貧乏花見」…長屋の皆さんでぞろぞろ花見に出かけるてんやわんやが情趣豊かに細やかな仕草などとともに語られます。
目の前に花見の様子が浮かぶようで楽しく聴きました。
千朝さんは泥棒とかスリの話題を枕に話されて「一文笛」でした。
まん我さんで聴く時とそれぞれのキャラクターが違って聴こえるなぁと思いつつ聴きました。
久々にまん我さんの「一文笛」も聴きたくなりました。

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