特攻野郎Bチーム~天満より愛をこめて~ @天満天神繁昌亭
桂雀太 「道具屋」
桂雀五郎 「初天神」
桂まん我 「紙入れ」
桂南天 「つぼ算」
-中入-
南天&雀喜 漫才 ねこまんま
桂紅雀 「向う付け」
桂雀喜 「USJ巡り」
オールメンバー 大喜利
舞台番 桂優々
まん我さんはピンクの縦縞のお着物に紅梅色のお羽織、大喜利では藤紫のお着物。

昨年の12月にも開催された雀喜さんプレゼンツのBチーム、雀の学校の卒業生(休校中ながら在校生もいてはりますが)の面々一同に会されての会ということで、とても楽しみにしていました。
指定席なので開演時間にさえ行けばいいのですが、交通至便な南森町には開場の頃には着いていました。
開演前に雀喜さんのアナウンスがあり、トップバッターは聴きたいと思いつつ久しく聴く機会に恵まれなかった雀太さん、今夜の演しものは「道具屋」でした。
金魚屋さんの店先で金魚を掬っている人にあ~じゃこ~じゃ言うてはるシーンがとても面白くて、全体に構築しなおされている感もあり期待通りの楽しさでした。
雀五郎さんの「初天神」は尼崎の勉強会で聴いたのが最初だったのをよく覚えています。
その時も凄くよかったのですが、今夜も寅ちゃんが可愛らしくて、おとっつぁんと名コンビですよね。
「初天神」は雀五郎さんのものが一番好きかも知れません。
まん我さんの三十石船の裏地がついた紅梅色のお羽織に合わせてはるお着物は照明によってもっと青みがかって見えることがあるのですが、今夜の繁昌亭ではピンクに見えていました。
紅梅色には少しオレンジが入るので対比でピンクが藤紫っぽく見えていたようです。
今夜も楽しい「紙入れ」でした。
相変わらずおかみさんがとても色っぽくて(とは言え、繁昌亭という会場では色っぽさは比較的薄め)、最後あたりに目を宙に泳がせながらセリフを言わはるシーンが可愛らしくて結構好きです。
南天さんの「つぼ算」では水壺が割れた原因は布袋さんが落ちて来はったのとはちゃうんですね。
ユニ屋黒兵衛さんが登場する「つぼ算」は以前にも聴いた記憶があるのですが、当時はたぶんまん我さんの「つぼ算」はまだ存在していなくて、今聴くとまん我さんのものとは細部に違いがありました。
主人公の奥さんは無類のおしゃべりであるという設定はとても説得力がある気がします。
まん我さんの主人公は最初に店を出る頃には既にこのカラクリに気付いてはりますが、南天さんの主人公は2度目に瀬戸物屋の店に入って行く時点でもまだ気付いてはりません。
南天さんらしい工夫の詰まった楽しい「つぼ算」でした。
中入りの後は真っ赤な上着に白のパンツという今どきの漫才では見かけないいでたちの南天さんと雀喜さん。
昨年の内容はほとんど覚えていないのですが、いかにも落語家さんの漫才という印象が残っています。
今年のねこまんまはボケ役の南天さんの間がとてもよくて楽しい仕上がりでした。
紅雀さんの「向う付け」には弔問客としてユニ屋黒兵衛さんや雀五郎さんが登場し、紅雀さんならではの喜ぃさんがとても愉快でした。
雀喜さんは「USJ巡り」、夏のモーレツでも聴いた新作です。
マジカルスターライトパレードのシーンが目に浮かんで楽しめました。
大喜利の司会は意外な抜擢で紅雀さん。
ご本人も言うたはりましたが、これまで私が見聞きした「大喜利」と名付けられたものには紅雀さんの出演率が凄く高めで、その何れでも紅雀さんはボケ役を演じてはりました。
で、何だか進行しているのか、されているのか、よくわからないながら、「アンドロイドはこんなに凄い」(でしたっけ?)みたいなのと、一から十までの飲みものを言っていくというお遊び。
最後の「十」を言わはるのは雀五郎さんでしたが、何か訳わからんグダグダで、それはそれでえ~のんですよね。
司会の紅雀さんは「又来年」とおっしゃり、肝腎の雀喜さんはまだお決めになってへんかのようなお話でしたが、当然私は来年の開催にも期待したいと思います。
- at 01:21
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
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