桂南光独演会 @橿原文化会館小ホール
桂佐ん吉 「道具屋」
桂まん我 「野ざらし」
桂南光 「素人浄瑠璃」
-中入り-
桂米平 「天狗裁き」
桂南光 「子はかすがい」
まん我さんは淡い藤紫のお着物に紫の薄物のお羽織。
今日の会場は実家からも妹の嫁ぎ先からも15分程の距離で、早くから母と妹を誘って一緒に落語を聴くのを楽しみにしていました。
早めに大和八木駅に集合してランチを済ませ、開演の1時間前には会場に着きましたが、既に開場を待つ列は長く延びていました。
関西では抜群の知名度のある南光さんですから、チケットは完売満席。
佐ん吉さんの「道具屋」というのも初めて(二度目かな?)聴いたかも知れません。
最近まん我さんの「道具屋」を聴く機会があったために思わず噺を聴き比べてしまいますが、佐ん吉さんのはほぼ一番よく聴くパターンでした。
首の抜けるお雛さんに落語をさせはるところが好きですね
まん我さんは南光さんの会を意識してか丹南篠山口ICの枕から入りはったのですが、この枕で会場から拍手が起こるのを見るのは「三十石」ツアーのお江戸以来の2度目でした。
私も何度も聴いていても面白いですもんね。
その後はいつもの釣りの小噺をいくつか振って「野ざらし」へ。
こじんまりした会場で聴くよりも少し間を取りはりつつ、いつもにはない単語も少し入る感じで、後半の弾けはるシーンからはめちゃ面白くて、笑いが渦巻いているように感じました
まん我さんの余韻の残るところににこやかに南光さん登場でしたが、やはり南光さんを観に来てはるお客さんたちですから、拍手は一段と高く、まずは米朝展で販売されていた「米寿 桂米朝2013」の宣伝から。
「素人浄瑠璃」は奇声を発しはる場面がとても多いんですね。
まん我さんの「寝床」ではあの旦那さんとお店の人達との攻防戦が凄く面白いと感じるのですが、南光さんの「素人浄瑠璃」では店子さんやお店の使用人たちのエピソードの膨らませ方が凄く面白いと思いました。
たっぷりな南光さんワールドでした。
中入りを挟んで“110のOh!”米平さん登場。
いつものよく響くお声で「天狗裁き」でしたが、ちょっとウトウトしてしまいました <(_ _)>
終演後、妹が「あんまりえ~お声やから、とちゃう?」なんて申しておりましたが…。
最後は南光さんの「子はかすがい」。
南光さんのあのお声ですから、おさきさんも寅ちゃんもちっとも女性らしくも子どもらしくもない声で話しているのに、しっかり物語が頭の中で構築されて行きます。
少ししんみりしつつもハッピーエンドのお噺で、心地よい終演でした。
帰り道は会場近くにあるデパートの喫茶室で母娘三人、お茶とケーキで今日の楽しかった感想を語り合い、次回を約して解散したのでありました。
- at 21:33
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橿原
たしか、何年か前の橿原の独演会が、南光さんを見た最初です。その時に南天さんも始めてみました。
南光さんは胴切り・千両みかんで、南天さんはいらち車でした。
まん我さんの野ざらしはテレビで見たことがありますね。
後半の盛り上がりが想像できます。(  ̄o ̄)。oO想像中