今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席 6月席(第4日)

6/4()14:00開演
<本日の演目>

弥太郎 「時うどん」
吉の丞 「仏師屋盗人」
九雀  「六文銭」
まん我 「三十石
   
 -中入-
   
わかば 「野ざらし」
千朝  「抜け雀」

まん我さんのお召し物は白橡(しろつるばみ)色のお着物に黒のお羽織。

今日もよいお天気の日曜日、我が家からは淀川を隔ててすぐの城北公園で何やら楽しいイベントがあると朝からツイッターで言うたはりました
私は粕汁でも酔う様な体質なので、お酒の楽しみがわからず、人生を凄く損しているような気がしているんですが、まぁしゃ~ないですよね。
で、今日も落語を楽しみに動楽亭へイソイソと出掛けたのでありました。
弥太郎さんは気候の暑さに関わらず冬の噺で「時うどん」。
所謂吉朝一門の一人バージョンです。
吉朝一門では一番この噺を聴いている吉の丞さんの『ホンマモンの麩』の呼吸が凄くよくて、それが耳の奥にあるので、弥太郎さんの切れ味のなさに不満があったのですが、今日のはよかったですよ~
勢いがあって楽しい気分になれました
その『ホンマモンの麩』が絶品の吉の丞さんは「仏師屋盗人」。
実は昨日これを聴きたいなぁと思っていたので噺が始まって嬉しくなりました
仲良し夫婦の「遊山船」も好きなんですヨ。
でもこっちはもっと好きかも。
職人肌の仏師が盗人をなにげに弟子扱いするところなんか、吉の丞さんの演技がとても自然でええ感じです。
九雀さんは「真田小僧」として演じられている噺は実は上方では「六文銭」という演目やったんやそうで、今日は「六文銭」を聴かせてくれはりました。
これも今年十三回忌やという吉朝さんが余り演じられなくなっていたのを演じはるようになって、他にも演じる人が増えてきたネタなんやそうです。
九雀さんの寅ちゃんはなかなか小賢しい抜け目のない子です。
てかこれは「初天神」の一家かしらん…な~んて、落語ってそういう登場人物の繋がりを勝手に想像してみたりするのも楽しいんですよね
今日は中トリなので何を掛けてくれはるかと楽しみにしていたまん我さんは南光師匠夫妻との篠山道中の枕から「三十石」が始まりました。
日曜日やけど、昨日より少し客席がまばらな分、のどかな空気も弥増していて、船頭さんのセリフで『客がよぉ寝とる』と言わしめるほどで、隣席のご婦人も船を漕いだはりました。
まん我さんのええお声でロードムービーを観るような三十石舟ののんびり旅。
楽屋からの舟歌の合いの手がもうちょっとボリュームあってくれたら嬉しいな、という気はしましたが、久々の夜の船旅、次第に白んでくる大阪の朝の川岸、鶏や犬たちの鳴き声…まん我さんの艶やかなお声が素敵な1席でした。
今日もやっぱり日焼けしたはる(当たり前ですが)わかばさんは「野ざらし」。
この噺はまん我さんではちょっと覚えそうになるほど聴いた時期もあり、他ではかい枝さんのが印象に残っているのですが、わかばさんの今日演じはったのはテキストがずいぶん違っていました。
同じストーリーやし、同じメロディーのサイサイ節を歌ぅたはるのに、まん我さんのとはめっちゃ印象の違う「野ざらし」でした。
登場人物達にお名前があるところもまん我さんのとはちゃいましたね。
味わいの違う同じ噺を聴くことで、まん我さんの落語が如何に音楽的かを強く感じてしまいました。
本日はトリが千朝さん。
演目は比較的退屈な噺に分類してしまいそうな「抜け雀」やったんですが、今日は私には眠気は来ませんでした。
千朝さんワールドのイキイキした「抜け雀」でした。

楽しかったけど、人数もさることながら、反応の薄い客席でしたよねぇ。。。
余り声を出して笑わないような私が言うのも何やけど、しっかり反応した方が私達自身に楽しさが返って来ますよねぇ。
そんなことを改めて思う今日の昼席でした。
博多や広島に追っかけて行く甲斐性がないので、次の落語会まで10日以上開いてしまう予定です

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