今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

HABひと物語SP ダメ人間、万歳!~落語家・桂まん我という生き方~

4/8(土)に石川県のみで放送されたまん我さんのドキュメンタリー(55分)、古くからのネットのお仲間で石川県在住のビオラさんのご好意により、録画を拝見させて頂く事が出来ました。
お忙しいにも拘らず、録画やダビングのお手間を取らせてしまいましたこと、ビオラさんには深く深く感謝申し上げる次第です
既に私は何度か繰り返して見せて頂き、今こちらのまん我さんのファンのお仲間に鑑賞して頂いています。
ビオラさん、ほんまにおおきに!ありがとうございました。

私はまん我さんがデビュー10年を過ぎはった春に初めてその存在を知ったので、初高座の頃は存じ上げていませんが、番組には当時の「子ほめ」の音源をまん我さんご自身が聴いてみはるシーンもあり、そんなこともあったんや~とちょっと新鮮。
当時をよくご存知の録音エンジニアの方が『見る度に常に怒られていた』と、続くのかと案じてはったらしいお言葉もありましたが、また辞めるなんて考えるヒマもなかったというまん我さんの証言もありました。
どれも一部分ですが登場する落語は「時うどん」「短命」「応挙の幽霊(テロップは何故か竃幽霊となっていましたが)」「替り目」「子ほめ」「高津の富」「しじみ売り」それと二葉さんの「3年2組の高田君」。
「しじみ売り」はHABの取材の方々も私達と一緒に聴いたはったのに、登場しない『ねずみ小僧悪事に気付く』などというナレーションが流れ、いやいや『中川清之助親分よかれと思ってしたことが仇になることに気付く』やがな!と画面に向かって思わず突っ込んでしまいました。
金沢公演の打ち上げを大学時代の落ち研のお仲間と楽しんだはるシーンでは、まん我さんは酔っ払うとどーなる!?とか…
そのお仲間のおひとりが『ガチャガチャしたネタの方が聴き応えがある』、また『語り手の思いと聴き手の思いは違う』と言うたはりました。
『ガチャガチャしたネタ』が具体的にどれなのかイマイチわかってへんのですが、ひとりの語り手に対して聴き手は山ほどいるのですから、その思いも山ほどあるんですよね。
番組ではまん我さんの魅力は『よく通る少し高めな持って生まれた声にある』と語られていました。
私もあの柔らかくて力強いまん我さんのお声に心惹かれたのが入り口であったと思います。
この番組のタイトルは『ダメだっていいじゃないか、人間だもの、みたいなところが僕は落語の一番好きなところなので…ダメ人間を救済しつつ自分も助けて貰う』というまん我さんの言葉に由来しているようです。
また『人間らしい人が出て来るんですよ、僕が思っている落語ではね』とも言うたはりました。
そんなまん我さんの思いが登場人物達への愛につながり、あんな体温を感じるような人達が活躍する噺を聴かせてくれはることにつながっていくんでしょうね。
二葉さんにもスポットが当たっていて、女性落語家についての米朝師匠の言葉が紹介されていましたが、まん我さんは女性落語家さんのことも分け隔てなく見たはるんやな、と感じました。
これをご覧になった石川県の方々の中には二葉さんに関心を持ちはった方もあるのではないかしらん、とも思います。
『準備をするところ』やから『落ち着かない』とは言うたはりましたが、素敵な奥様と可愛いお子さん達のいたはるお家で過ごしたはるシーンもあり、普段私達には垣間見ることの出来へん表情のまん我さんも見えた気もします。
『40過ぎたら見えてくるものもあるし、見えなくなるものもあるんだろうけど、それはそれで等身大の自分』を落語に投影して行こうと考えたはるようです。
自然に投影されていると思いますけどね
『大学くらいの頃からずっと時間ない』というまん我さんの言葉が妙に心に残りました。
落語ファンになれば少なくともおぼろげには気付いてしまう落語家さんの孤独な闘いを垣間見る番組でもありました。
これを拝見して、またまん我さんの噺を聴かせて頂くのが一層楽しみになる私でした。
但し今のところ、出掛ける予定の落語会の無い2週間の真っ只中でございます。。。

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