第二十六回桂千朝の会 @氣樂堂
<本日の演目>
桂米輝 「道具屋」
桂千朝 「天神山」
桂まん我 「紙入れ」
桂千朝 「愛宕山」
まん我さんのお着物はグレーの濃淡の市松柄、お羽織は白鼠色。
私が出かける頃は雨は上がっていました。
バス停前の桜は今が満開、曇り空ですが綺麗です
竹田駅に着くと小雨が降り出しましたが、氣樂堂さんに着く頃には小止みになっていました。
■ここでは米輝さん遭遇率が高いです。
今日も米輝さんの「道具屋」から。
パッチを見るシーンはなかったけど、ほぼオーソドックスな「道具屋」を米輝さんの達者な口調で。
私はこの噺は「青菜」と変わらないくらい好きやと今日気付きました(おっそいな~!?)。
残念ながらまん我さんの「道具屋」はたぶん1~2度しか聴かせて頂いたことがないと思いますが、数ある前座噺の中でこの噺はTOPクラスの好きさ加減やと思います。
そう、噺そのものが好きなので、何方で聴いても楽しいですが、達者な語りで聴かせて頂けるに越したことはありません。
■千朝さんの1席目は「天神山」。
枕でイヌ用おせち料理のデザートにストロベリー抹茶ムースとか言うたはりました。
当然の如くに今日はアクティブな千朝さん
「天神山」ってケッタイな噺やけど、それを『春の日の出来事』と結ばはるのが一層ケッタイ気分を増幅しているような気がします。
■まん我さんは「紙入れ」。
聴き慣れた枕を並べたはるのにやっぱり笑えてしまいます
もともとまん我さんという人に備わった色気というものがおありなんですが、特に女性が登場する噺のまん我さんはなんとも言えんそこはかとない色気があって、とっても素敵です
でも決して声を鼻から抜いたり、特に女性らしい声色を使うたりはしたはりません。
今日はオットセイの新吉っつぁんがちょっと波に乗ったはったようでしたが、色っぽさも可笑しさもとっても程のよい1席でした。
■千朝さんの2席目は「愛宕山」。
朝ドラの「ちりとてちん」に頻繁に登場しましたが、雲雀の鳴き声が『ピーチクパーチク』はオカシイとどこぞで読んだ記憶があります。
なるほど千朝さんは『チュンチュン』と言うたはりました。
山を上っていく幇間の二人の様子を先代の文枝さんのをTVで拝見したことがあり、生では米二さんのが最も印象に残っています。
ここは辛どそうに上って行くものやと思っていましたが、千朝さんはその点を特に強調されてへん感じがしました。
今日は雨降りにしては暖かい日で、演者さんは皆汗だくの熱演でしたが、アクティブ千朝さんはホンマに汗だくだくという感じでした。
また今日の千朝さんの2席はハメモノもたっぷりで楽しませて頂きましたが、昨日でしたか、たまたま『太鼓は難しいです。笛の方が自由が利いて気楽です。』という米輝さんのツイートを見ていたので、今日の太鼓はまん我さんなのかしらん などと想いを巡らせてしまいました。
■氣樂堂さんの会では恒例の最後の抽選会は米輝さんの進行でとってもサクサクっと進めたはりましたが、雪うさぎさんがお三方の寄せ書き色紙を射止めはって喜んだはりました オメデトー!
さて今日は金沢でまん我さんのドキュメンタリーが放送された日。
何か情報があるかと帰り道に検索しましたが特に見つけることは出来ませんでした。
録画を見せて頂く日まで楽しみに待つことに致しましょ
- at 22:30
- [あれこれ鑑賞・・・落語]
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