今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第15回芸文いこさ寄席 @福井市文化会館

3/4(土)13:00開演
<本日の演目>

柳家小太郎 「やかん」
鏡味味千代 (太神楽曲芸)
春風亭一之輔「お見立て」
   
 -中入り-
   
林家楽一   (紙切り)
まん我   「しじみ売り

まん我さんのお着物はグレーの濃淡が市松になったもの、お羽織は銀鼠色。

子ども落語合戦!!で司会をなさっていた小太郎さんは、その司会ぶりからも落語にも期待が持てる感じを受けましたが、案に違わず楽しい「やかん」でした。
江戸落語には見台がないので、講釈シーンで扇子で脚を叩きはるのが痛そうに思えてなりません。
小鯛さんの「やかん」では那須与市が登場するところになんと、ウィリアム・テルやらロビン・フッドの名前まで出て来ました。
味千代さんはすらりと背の高い女性です。
ちょうど遅れて入って来はったお客さんがありましたが、目の前をうろうろしたはるのに無視して進行してしまわはりました。
ちょっと気になりました。(たぶんほどなく席につかはったのね。)
曲芸は余り突飛なものはなく、さらりとして楽しく拝見出来ました。
生ではいつぞやのNHKふれあいホール以来の一之輔さん。
ちょっと不貞腐れたような登場の仕方をしはるんですね。
彼一流の言葉の選択が面白い「お見立て」でした。
私はこの噺は文我師匠でしか聴いたことがなかったと思うのですが、一之輔さんのは『死んだ』と言う前に『“ぬーいん”した』と言う段階があり、何故か“ぬーいん”が頭に残りました
客席に空間がある所為やと言うたはりましたが、大きな声を出さはるとすごく場内に響いて、あの日の審査員の『いい声』という評価を思い出しました。
中入りの後は楽一さんの紙切り。
関西では余り生で拝見する機会のない芸です。
客席からのリクエストに応えて次々と切って行かはります。
高梨沙羅、猫、花魁、トランプ大統領、ハムスター、ドラえもんなどなど。
そのお題の何を捉えて紙切りの絵柄とするかにセンスが光りますし、切り上がるまで私たちには分からないのが楽しいですね
今日はまん我さんがこの会のトリを務めはりました。
お江戸の芸人さんばかりの後にしなやかなまん我さんの語りが心地よく感じられます。
たぶんこれかなと予想していた「しじみ売り」でした。
今日は清之助親分の両手が少年の凍えた耳に向かって伸びた瞬間に、親分の暖かさをとても強く感じて、うるっと来てしまいました。
留さんが『食べるのは自分たち』やと苦情を言うのに対して、親分は自分が食べて余ったら近所に配ると言わはりますが、川に返してやると言わはる時もあります。
私は厳寒の川に入って死ぬ思いでしじみを掬って来た少年にとって『川に返す』てどないやのん!?と感じてしまうので、今日みたいに『川に返す』セリフはない方がしっくり来るように思います。
まん我さんのこの噺はいろんな意味ですごくバランスがいいですよねぇ!
近くの席から最近ざこばさんで聴かはった「蜆売り」がよかったと話したはる声が聞こえて来ました。
私はまん我さん以上の「しじみ売り」など聴いたことがありませんが、好みは人それぞれでございます。
今週は明日もまん我さんを聴く予定のある幸せな週末です

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