今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

春一番!落語と新内の会(初日) @名古屋クラウンホテル 欅の間

1/2(月・祝)18:30開演
<本日の演目>

まん我   「あくびの稽古
宗助    「馬の田楽」
新内枝幸太夫 「帰咲名残命毛/尾上伊太八」
 
-中入り-

文我    「掛け取り」
出演者全員  邦楽アラカルト(1)
 三味線 かつら益美

まん我さんのお召し物は柳茶色の対。

夜の部は枝幸太夫さんのファンが多くなるので、客席が華やぎます。
そう、和服の方やオシャレしたはる方が多いです。
落語ファンって(そうやない方もいたはるし、演者さんに拠ってもファンの色合いは違いますが)カジュアルな傾向が強いですもんね。
まん我さんは「あくびの稽古」。
上方落語のボケ役というか、笑わせ役はあのちょっとぼ~っとした喜ぃさんとかそれに類する主人公達かと思いますが、この噺は断然あのあくびのお師匠はんが可笑しい
よぉ笑わんとそんなことしたはりまんな!というまさにそのままでございます。
宗助さんは「馬の田楽」。
聴いたことはあるはずやけど、噺は覚えていませんでした
いろんな性格の子どもが登場しますが、宗助さんでは子どもの登場する噺をよく聴いている印象があります。
子どもがよく登場する訳ではなくて、ひょっとすると宗助さんの演じたはる子どもに特徴があって印象に残るのでしょうか。
男の子たちはしょうもないことをして男を上げようとするもののようですが、今の子どもさんもそうなのかなぁ。
私達の時代は間違いなくそうやったと思いますけどね
新内枝幸太夫さんは「帰咲名残命毛/尾上伊太八」を最初に軽く解説して歌われましたが、詞章があまりにもゆっくり語られるので、私にはよくわからず、よいお声と三味線の演奏を“音楽”として楽しませて頂きました。
私は演歌が苦手で(但し一部の演歌歌手は受け入れられる)、生理的に合わないと思っているのですが、枝幸太夫さんの新内というのはその線上にあるように思えるのに何の拒絶反応もありません。
よいお声と節回しを生で聴かせて頂くからかも知れません。
中入りの後に文我師匠の「掛け取り」。
断りの中に“相撲尽くし”など初めて聴くものもあり、とても楽しゅうございました。
落語家さんはやっぱりいろんなことが出来はらんとアカンから大変ですよねぇ!
お芝居の所作など、久しく踊りのお稽古をされていると聞いたことがある文我師匠は指先の所作がとても美しいのも好きなところです。
邦楽アラカルトのコーナーでは今年も枝幸太夫さんが客席後方から新内流しのスタイルで登場しはりました。
見事な絵羽のお召し物で、くるりと回転して見せてくれはるサービスぶり。
文我師匠がうまいこと進行しはるので、枝幸太夫さんのお茶目な一面も垣間見られ楽しいやり取りが続きます。
高座に太夫さんと文我師匠が並んで座らはって、まん我さんと宗助さんに都々逸の公開稽古など
まん我さんが「応挙の幽霊」でTVに出はった時は事前に枝幸太夫さんのところで都々逸のお稽古を付けて貰いはったというエピソードも聴くことが出来ました
まん我さんは『…針の山でも血の池も~』という都々逸と昔アカペラグループで歌ったはったという「スタンドバイミー」を一節歌ってくれはったのですが、軽く流すように歌わはったので、枝幸太夫さんから厳しいご指摘のお言葉が飛んでいました
宗助さんは美空ひばりさんの「お祭りマンボ」やったかな…メリハリのある歌いっぷりで、ええお声なので枝幸太夫さんは宗助さんにもお稽古に通って欲しいと思ったはるようです。
また枝幸太夫さんの二の糸の音色が美しいという点にもスポットライトが当たり、その辺のお話もひとしきりありました。
入手が難しい象牙の三味線の撥のことやらも…。
最後は枝幸太夫さんのお歌と演奏に合わせて他のお三方がお囃子を入れはりましたが、昨年は文我師匠とまん我さんが私達の目の前で太鼓と笛を演奏され、ジャムセッションのごとき楽しさやった事がとても印象に残っています。
今回はお囃子は舞台袖からでしたが、やはり目の前に並んで演奏して頂ければもっと楽しかったのに、とは思いました。

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