今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第11回桂まん我の会 @氣樂堂

12/28(水)18:30開演
<本日の演目>

小鯛  「黄金の大黒」
まん我 「猿後家
宗助  「矢橋船」
まん我 「二番煎じ
※抽選会あり

まん我さんのお召し物は鉄紺とグレーの小紋のお着物に紅梅色のお羽織。
お色直しは茶に白の細かい柄の紋付対。

平日の12月28日…前の職場ならこの会は諦めるしかありませんでした。
転勤になった後、28日が週末になったりして行けるようになっていましたが、今年は水曜日です。
以前のようにこの日に重要な仕事が集中するということでもないし、再雇用満了までも後わずか、まぁ義理を果たすよりシアワセを優先しようと思いが定まり、納会をすっぽかして、大掃除が終わったところで会社を抜け出しました
まん我さんの岡山の会から後にも小鯛さんは何度か聴かせて頂く機会がありましたが、この氣樂堂さんほど高座が客席に近いことはなく、お顔を拝見したらお母様を思い出していました
小鯛さんで「黄金の大黒」は初めてやと思います。
これまで聴いたものでは長屋の衆が回して着る羽織は薄くなって今にも破れそうで、色もはげているというイメージでしたが、小鯛さんのも古くなってはいるものの全体に薄くなっている訳ではなく、片袖を鼠が齧った痕があるという、これまた個性的なシロモノです。
サゲもこれまで聴いた事があるものとは違っていたようでした。
枕で『…また長い噺はよーしません』て言わはるのを聞く度になんぼでも出来るくせに~と心の中で思うのですが、この日もまん我さんに『もう10年目やから前座でもないんですが…』みたいなこと言われたはりました。
ご本人はまだまだ前座で使ってくださいって言うたはったようでしたが、私達にとっては前座で出て来はったら得した気分になれる落語家さんやと思います。
今夜は私の視力でもまん我さんのお着物の小紋柄もよく見える会場です。
画家という職業の事を話し始めはったので、ネタ出しされていた「猿後家」が先に出るんやな とわかりました。
私はまん我さんの太兵衛さんは『猿沢の池』と言うてしもうた後にあからさまに自身の失敗に気付いた風をしはらへんような印象を持っていて、過日染左さんが20席の1席目に「猿後家」を演じはった折、ありゃ!?と思っていましたが、今日聴いているとまん我さんの太兵衛さんもそこであからさまに自身の失敗を表情に出したはりました。
私に思い込みがあるってことやなぁ…
お家はんと又兵衛さんと又兵衛さんの子どもさんが部屋の中をグルグル回るところはやっぱりその絵面がくっきり浮かんで可笑しいですよね
あのプライドが高くて気の強いお家はんに振り回される人達の一喜一憂をまん我さんの豊かな表情とリズムで聴けるという幸せな落語納めの夜です
宗助さんもお聴きする度にええお声やなぁと思う噺家さんのお一人です。
旅ネタの一つ一つは面白い噺やけど、繋いで聴くと所々おかしなところがあると振られて、上方落語のゴールデンコンビ喜六清八の登場しない「矢橋船」が始まりました。
言葉遊びのシーンが噺家さんによってバリエーションが違うように思いますが、宗助さんのは楽しいです
尿瓶酒のシーンがちょっとアリャリャなんですが、旅ネタにはほとんどちょっとキチャナイシーンが付いてくると言うても過言では無いのでこれはもうしゃあないなと私も諦めます。
まん我さんがお色直しをして登場しはった瞬間に久しぶりに見るお着物やなぁ、と思うと同時に、今夜のもう1席として期待していた「二番煎じ」が掛ることを確信しました
と、案の定火事の枕が始まりました。
二番煎じ」はこのお召し物で聴かせて頂くことが多い気がします。
初めて聴いた頃にはなかった浄瑠璃調火の用心がとっても楽しい
そして宗助はんの江戸風火の用心は相変わらずカッコイーです
酔っ払った人達に向かって宗助はんが『顔が赤い』と指摘しはるところではホンマにまん我さんのお顔が赤かったのですが、直後の役人のセリフを言うたはるときはもう通常のお顔に戻ったはります。
いつも不思議に思ってることの一つで、まん我さんて頬の紅潮を自在に制御出来はるんかしらん
オッチャンたちがわちゃわちゃ言うたはる番小屋の火鉢しか無い時代の温度感や、そこで燗酒や煮物で盛り上がったはる空気感が肌で感じられるように思えるまん我さんの「二番煎じ」は住道で初めて聴いた時からずっと、とっても好きな噺です
今夜は宗助はんが落とし噺をしたというところで『矢橋船で尿瓶酒の噺をした』とか『それは又別の宗助はんや』とか言うたはりました
ちなみに宗助さんのお名前は↑この噺の宗助はんから来ているそうですよ。
抽選会では来年の干支の伏見人形やいつもの氣樂堂さんのコーヒー、演者さんたちのサイン色紙やまん我さんの手ぬぐいが賞品でしたが当然の如く私には当たりません。
でも今夜はお仲間の雪うさぎさんも蕎麦探さんもよいものを貰ったはってメデタイ!
終演後にまん我さんの手ぬぐい購入者にサインが頂けるということで、サインの列に並びました。
好きな演者さんばかりご出演の会で、まん我さんの持ちネタの中でも好きな噺を楽しませて頂いた上に、直接に年末のご挨拶をさせて頂くことが出来てホンマに幸せな今年最後の落語会になりました
今年も本当にたくさんたくさん楽しませて頂きありがとうございました
来年はまたどんなまん我さんが聴かせて頂けるかとすご~く楽しみにしています

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