サロン・コンサートvol.2 近藤浩志チェロ・リサイタル @みつなかホール文化サロン
<本日のプログラム>
♪エルガー/愛の挨拶
♪ラフマニノフ/ヴォカリーズ
♪サン=サーンス/ロマンス
♪チャイコフスキー/ノクターン
♪チャイコフスキー/ただ憧れを知るもののみが
♪ポッパー/両親の想い出
《日本の歌より》
♪岡野貞一/ふるさと
♪山田耕作/この道
♪山田耕作/からたちの花
♪中田喜直/さくら横ちょう
♪ドヴォルザーク(クライスラー編曲)/我が母の教え賜いし歌
♪カサド/愛の言葉
【アンコール】
♪作曲者不詳/アメージンググレイス
♪パブロ・カザルス/鳥の歌
チェロ:近藤浩志/ピアノ:河合珠江
本日は午後半休で川西能勢口へ。
道中覗いたツイッターでまん我さんは今日も北陸朝日放送TVにご出演とのこと。
ん~もう!金沢のTVにばっかり出たはるぅ(私ら見られへんや~ん

はい、気を取り直して近藤さんのチェロを聴きましょう

■このコンサートは平日の昼間開催なのに、早々に完売してしまったという人気の催しです。
開演前にお茶とお菓子を頂きます。
近藤さんは1曲ごとにお話を挟んではりますが、いつものようにちょっとためになって、ちょっと面白いトークです

10月にレコーディングをなさっていて、他人任せにせずご自身で編集をなさっているため、発売は来春になるそうです。
CDは3枚出るそうですよ~、楽しみ

帰宅したらベガのツイッターでもレコーディングの準備中と言うたはるし、トリオ井上野’zでもレコーディングしはったらしいし、なにやらCD発売ラッシュの気配です。
■チャイコフスキーはどこかもの悲しいと近藤さん。
そんなふうに考えたことがなかった私でしたが、近藤さんのそういう繊細さが素敵、っと思います。
■ポッパーの「両親の想い出」は「両親へ いつかの美しい日々の時間」というふうに書かれたものが邦題では「両親の想い出」となってしまったそうです。
初めて聴く曲でしたが、外国の曲なのに日本語の歌詞が付いていてもしっくり来そうな気がしました。
■今回のリサイタルは春に発売されるというCDの内容と重なる部分が多いのかもしれません。
日本の歌と宮川彬良さんの曲を収めたCDもあるそうで、ここまでの外国曲を演奏しはる豊かな音色と一味違った、哀愁を讃え且つ温かい近藤さんの音色が日本の歌曲ととても合っていることを知りました。
「ふるさと」は日本人で歌ったことの無い人がいない曲、ということで河合さんのピアノと近藤さんのチェロを伴奏に私たちが歌うことになりました。
当初近藤さんは1番はみんな歌える、2番になると半分、3番になると1/3の人しか歌えないので、1番だけを歌いましょうと言うたはりました。
ところが1番を歌い終わると2番、その後に3番と促され、結局3番までボリュームもほぼ変わらずに歌い終えることが出来ました。
私は3番の歌いだしはちょっと戸惑いましたが、周囲の歌詞を聴くとすぐに続きを思い出すことが出来ました。
めったに歌わない歌なのに覚えているものですね。
ちょっとビックリ

「さくら横ちょう」という曲は初めて聴きましたが、亡くなられた近藤さんのお母さまがよく歌ったはったそうで、とても美しい曲でした。
■「我が母の教え賜いし歌」は8小節とかしかない単純なメロディをクライスラーが超絶技巧バリバリのアレンジを加えた曲なんやそうです。
古澤巌さんのヴァイオリンでも耳馴染んだ曲で、近藤さんのチェロで聴かせて頂くのも大好きです

■プログラム上の最後の曲と繰り返されたカサドの「愛の言葉」は河合さんのピアノと近藤さんのチェロが熱い演奏を聴かせてくれはりました。
■そしてアンコール曲の「アメージンググレイス」の作詞家であるジョン・ニュートンの波乱に富んだ人生が語られ、カサドの師匠であったというパブロ・カザルスの「鳥の歌」と共に演奏されました。
近藤さんの音色は深くて温かくて繊細で情熱的…心をガッツリ捉えられてしまう豊かで魅力的な音色やと思います。
聴けば聴くほどそう思います。
今日の午後半休は大正解

- at 22:25
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