今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

染左20年20席 @トリイホール

12/10()11:00開演
<本日の演目>

林家染左  「猿後家」
まん我  「替り目
林家染左  「寝床」
                     161210-01

まん我さんのお着物は白っぽい地色にグリーンや赤茶などのペンシルストライプ、お羽織は黒。
今日の半襟は山葵色。

1週間ぶりの落語会、しかも今日は11時開演のこの会と14時開演のさらら寄席の2本立てという予定。
大抵は落語会を指折り数えて待つ内にその会のチラシをどこぞで頂くことが出来るものですが、私は繁昌亭にめったに行かないということもあり、今日の二つの会のチラシはこの日になるまで手に入れることが出来ずにいました。
開場時に受け取るチラシの中に含まれていることを期待していましたがそれもならず、まぁ今日のパンフレットは頂いたのでそれでヨシとしましょうか。(私は結構チラシ好きかも)
開演時間の直前に染左さんが舞台に登場しはって、突然のことであったらしく、ホールの方が慌てて照明を当てはりました。
演目の書かれた紙を丸めたものが入れられた箱の中からご自身で2本選ばはりました。
お客さんに引いて頂いてもよいが、丸めたものを覗くと文字が一部見えるので、選ばれても困るので、とのこと。
「猿後家」と「寝床」を引き当てはると、どちらもお囃子の入らないネタやというので、下座の皆さんが舞台袖から拍手~
改めて開演となり、前座さんなしでいきなり主役の染左さんが登場されました。
黒いお着物に臙脂色のようなお羽織をお召しでしたが、お羽織を脱がれるとエメラルドグリーンのような変わった織り地の帯が見えました。
米朝一門の落語家さん達ではあまりお見掛けしないような色合いで、とっても新鮮です(オナゴはどうしてもこういうところに目が行きます
「猿後家」は最近まん我さんでも聴く機会がありましたが、染左さんの噺はちょっとおかずが多い目な感じでしょうか。
太兵衛さんが『猿沢の池』と言うてしもた後に、シマッタというお顔をしはる一瞬がありました。
又兵衛親子とお家はんは部屋の中をグルグル回るんやなくて、どこかと部屋を行ったり来たりしたはるんですね。
染左さんは“亥会の厄落とし”で聴いた頃には私にとってめったにお目に掛らない落語家さんでしたが、昨夏にまん我さんとの二人会があり、まん我さんが染左さん作の「住吉浜闇簪」を繰り返し口演しはるのを聴いて、俄然親近感を覚えるようになった落語家さんです。
それに昨夏の二人会があったせいで、お声にも馴染んで、クリアな発音が気持ちよい方やなぁと思っています。
まん我さんは染左兄さんの今回の企画(おひとりで2日間で20席しゃべらはること)を自分にも人にも!?厳しい兄さんやと評したはりました。
入門年は違っても同い年の気安さでしょうね
お馴染みの酔っ払いの枕があり、都都逸を歌わはりながら超久しぶりの「替り目」が始まりました。
あの枕の『お日ぃさんかお月さんか』という小咄ですが、まん我さんは必ず『ポカッ』と浮かんでると手指で輪っかを作りながら言わはるので、私は朝の青空に真っ白な月が浮かんでるのを見ると頭の中に『ポカッ』という言葉を思い浮かべてしまいます。
で、他の方がこの小咄をしはる時ついつい注意して聴いているのですが、何方も『ポカッ』とは言うたはらへんのですね。
今日も表面張力モリモリのお酒を美味しそうに召し上がり、草むしりかいなと言われながらお酒のアテをあれやこれや要求し、ちょっと泣き上戸っぽくなりつつ奥様への愛を語る酔っ払いを可愛らしく演じたはりました
半ばまでやけど、久しぶりに聴けて嬉しゅうございました
染左さんの2席目は「寝床」です。
これもまん我さんで聴き慣れた噺ですが、ひょっとすると林家の方で聴くのは初めてかも知れません。
エピソードの数々はほぼ似たような内容なんですが、店子さん達に浄瑠璃の会を知らせに行くのは清七さん、前に行ったのは源助、森田の親子ではなく卵屋の親子…といった具合に出て来る固有名詞が悉く違います。
同じなのは最後に登場する丁稚の定吉くらいなもんでしょうか。
染左さんも最初に発声練習みたいな奇声 を発したはるんですが、まん我さんの旦那さんが『絶好調じゃ』と言わはるのに対して、染左さんは『調子が悪い』と言うたはりました。
確かに“声”というより“音”という感じの発声でちょっとビックリでした。
まん我さんの「寝床」は旦那さんと久七さん達の丁々発止を楽しむ噺と思っていますが、案外この噺は他の方では丁々発止でもなんでもないことが多いですね。
それぞれのエピソードをゆったり楽しく聴かせて頂きました。
今日は前座さんはありませんが、小梅さんが舞台番をしたはりました。
20席の内2席が済んだばかりで染左さんもまだまだ余裕でしたが、そこそこなネタばかりを並べたはりますし、後になるほどだんだん疲れて来はるのか、はたまたどんどん乗って来はるのか、通し券で聴かはる方はお楽しみなことですね。
さて、私は雪うさぎさんと共に急いで仁川へ移動です

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