今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席 10月席(第8日)

10/8(土)14:00開演
<本日の演目>

團治郎 「道具屋」
雀五郎 「ちしゃ医者」
まん我 「鬼の面
歌之助 「花筏」
   
 -中入-
   
千朝  「替り目」
宗助  「帯久」

まん我さんはチャコールグレーにベージュで縦の線が飛んだ柄のお着物に黒のお羽織。

今日と明日の昼席は團治郎さんと弥太郎さんが入れ替わりはるだけですが、私にはどちらもとても好ましいメンバーです。
昼席でこういうのは嬉しい限り
土曜日やというのにお客さんの数はイマイチで、とても勿体ない気がしました。
ちょっと久しぶりに拝見する團治郎さん、元気な「道具屋」さんです。
金魚すくいのところに長居する噺をしはるパターンもありますが、團治郎さんのは寄り道をしたいと言いつつしはらへんパターンでした。
脚の1本折れたスタンドや穴の開いた花瓶てなものは出て来ませんでした。
皆さんのやりかたはいろいろですけど、「道具屋」は噺そのものが好きですわ。
まぁ私にとっては「青菜」といっしょやね。
團治郎さんのは割合オーソドックスやけど、それぞれの演者さんの工夫をそれぞれに楽しんでいます
まん我さんと同じ日の出番になったはったので、先月から楽しみにしていた雀五郎さんでしたが、今日は「ちしゃ医者」でした。
ま~、そこまでは面白いからええのんですが、やっぱりキチャナイ噺は嫌いです
『汚い噺やね』と登場のまん我さんは落語には登場することが少ない女の子の噺ということで「鬼の面」でした。
まん我さんてば噺に登場する女性が色っぽいのが特徴の一つやと思いますが、女の子はちゃ~んと可愛いんです
お母さんの身を案じて、夜道も厭わず池田の家に向かう女の子の健気さと、周囲の大人たちのそれぞれの温かさが感じられて、ほっこり出来る秋の噺です。
一昨日お会いした小○さんのお母さまがこの噺を聴きたがったはったのでしたが、来年の岡山で掛るとええな、と思います。
歌之助さんは素人さんに落語を教えたはるという話題から、ひょっとすると「寝床」かしらん?と思っていたら、お相撲の話題になって「花筏」へ。
歌之助さんには独特の空気感があるので、どんな噺も他の人で聴くのとは違う雰囲気の噺になる気がします。
何となく全ての登場人物に対して客観的なスタンスを感じる…のかな。
でも決して冷めているという訳ではないのです。
てか、そやから面白いんやと思います、たぶん。
中入りの後は千朝さんで、お酒を飲み過ぎたら過ちを大目に見て貰えるけれど、甘いものを食べ過ぎても許しては貰えないという枕から「替り目」が始まりました。
たぶん千朝さんで聴かせて頂くのは初めてです。
千朝さんって落語の王道を行ったはるようなイメージなんですけど、実はギャグ満載のクスグリ好きな落語家さんですよね。
1升瓶ではなく1升徳利からお気に入りの絵が入った湯のみにお酒を注いではりましたが、表面張力シーンはありませんでした。
千朝さんの年齢に似つかわしく、夫婦の年季も重なった感じがしてほっこりしました。
こういうまん我さんで繰り返し聴いているネタを他の演者さんで聴くと、まん我さんの語り口調が凄く音楽的であることに気付きます。
言葉の持つリズムや言い回しの持つメロディに忠実てことのような気もします。
トリは宗助さんで「帯久」でした。
宗助さんのええお声に似合ったはる演目な気がします。
噺をじっくり責めて聴衆を引き付けて行かはりました。
帯久の店の番頭が平衡感覚のある人に描かれているのがこの物語の重要なポイントですよね。
あれが店主と似たコズルイ人であったら、何事も成立しません。
とてもたっぷり感のある1席でした。
明日も楽しみです

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