今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

私の人工股関節(1)

最近余りTVを見なくなり、見たい番組だけを録画しておいて空いた時間に見ることが多くなりました。
昨夜もそんな録画を消化している隙間に、Eテレで変形性股関節症の治療についての番組があったので思わず見てしまいました。
番組では外科手術についての説明の際、症状末期の患者に適応される人工股関節全置換術について、耐用年数が約20年なので再手術による人体への負担を考慮すると60歳まではやらない方がよいと語られていました。
手術を受けてほぼ13年を無事に経過しようとする私には余りにあんぐりなご発言でした

以前HPを持っていた頃に、私の変形性股関節症歴やら入院日誌みたいなものやらを載せていたことがありましたので、久しくネットでお付き合い頂いているお仲間はご存知かもしれませんが、私のこの病気のことをざっとお話したいと思います。
歩き始めた頃に胎児性股関節脱臼が見つかり、ギプスによる治療を受けました。
幸い普通に歩けるようになって、運動神経が鈍いので、かけっこが速かったりはしませんが、普通に歩いたり走ったり出来る子ども時代を過ごしました。
中学生の頃に通学路で背後から来られた先生に「片脚を引き摺っているように見える」と言われたことがありましたが、別に痛みの自覚もなく、両脚の長さに違いがあるのかなぁとぼんやり思った出来事でした。
高校生の頃に少し大腿部に鈍痛を感じることがあり、近所の病院に行くと「神経痛やろ」の一言で片付けられてしまいました。
その時は痛いような気がする、程度の痛みやったので、そのままうやむやになりました。
社会人になって、20代半ばの頃でしょうか。
夏、冷房のよく効いた電車に1時間ほど乗って、地下鉄に乗り換えるための階段を上ることが出来ないことがありました。
脚が上がらないのです。
でも冷房から出れば間もなく症状は消えました。
それから40代に至るまで、徐々に徐々に症状は進んで行きました。
当初は冬の寒さには特に反応しないけれど、長時間強い冷房の中にいると脚が痛かったり、上がらなくなったりしました。
そして気温に関係なく、長時間歩き続けると片脚を引き摺るようになり、長時間歩き続けなくても、軽く右脚を引き摺るようになり、遂には冬の寒さにも痛みを感じるようになってしまいました。
真冬には右側に水をいっぱいに詰めたガラス瓶をぶら下げてでもいるかのような感触で、右脚が重く、冷たく感じられました。
阪神淡路大震災でバスと電車が止まってしまったことがきっかけになって片道30分ほどの自転車通勤をするようになりましたが、股関節に荷重が掛らないため、歩行するより自転車での移動はラクチンで、すっかり自転車愛好者になり、その頃は大阪市内なら大概どこにでも自転車で出掛けていました。
このまま年を取ったら歩けないお婆さんになるのかなぁ…と思って暮らしていましたが、ガマンの出来る痛みのために休んで受診するという考えが全く浮かばない零細企業の事務員でした。
2003年の始めに失業しました。
失業と共に毎日の自転車が週に数回のハローワーク通いだけになってしまいました。
私には同じ症状を抱えた伯母がいたのですが、その従兄弟から手術を受けてスタコラ歩いている人がいたはるという話を聞いていました。
既に50歳になっていた私は、私が雇う側やとしたら、自分より、もっと年齢は高くても綺麗に歩ける方の人を雇うやろうと想像し、取敢えず治るのかもしれない脚を診て貰うことにしました。
その頃出来て間もなくて、設備は最新と噂の市内の総合病院に行って、初めて自分の股関節のレントゲン写真を見て驚きました。
もはや全く原型を留めておらず、変形性股関節症の末期と診断されました。
ところがその時の医師は人工股関節の寿命は15年ほど、長くて20年ほどなので、60歳まで手術は待ちましょうと言わはったのです。
え!?あのレントゲン写真を見て!?
処方されたのは痛み止めと湿布薬…
何の解決にもならへんがな、という気分。
それからしばらく、自分の病名がわかった私は自分の病気をPCで検索しました。
胎児性の股関節脱臼をした人にこの病気を発症する人が多いこと、父方の伯母が二人と従姉が一人同じ病気なのですが、一族の女系にのみ症状が出やすいこと、昔はこの手術で半年も入院した時代があったらしいこと、人工股関節の耐用年数はこの手術の歴史の浅さと、60代以上の人を対象に施術するため20年以上の長いデータがほとんどないのが現状であること、そして何よりまだ仕事にも趣味にも活躍できる年代の患者にこそ手術をして痛みの無い脚で人生を全うさせようという考えのお医者さまがいたはるということを知りました。
そうか、そういう病院に行かんとアカンのや!(つづく)

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