今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席 7月席(第7日)

7/7(木)14:00開演
<本日の演目>

りょうば「米揚げ笊」
雀五郎 「青菜」
南天  「秘伝書」
まん我船弁慶
   
 -中入-
   
文之助 「宇治の柴舟」
宗助  「抜け雀」

まん我さんのお召し物は白地の夏着物に利休鼠のお羽織。

午後半休で昼席へ、今日はすだちさんと一緒です。
今月の昼席はまん我さんの出番が今日だけです。
平日の昼間ながら南天さんに拠ると今月に入って2番目の入りやったそうで、そりゃそうですよね、このメンバーですもん
どこにも穴がないやん。
ちょっと噺を聴くのは久しぶりのりょうばさん、ずいぶん表情に笑顔の割合が増えているように感じました。
「米揚げ笊」はとても修行中の落語家さんとは思えないご自身の表現で、たくさん笑いを取ったはりました。
私はこの噺は急いでいる人の袂を掴む仕草と掴まれる仕草についつい注目してしまいます。
皆さん、習ったようになさっているものと思われますが、ホンマに二人の人が存在するように感じさせるってすごく難しいことなんでしょうね。
二番手は雀五郎さんで、今夏の初「青菜」
意外なことに雀五郎さんで「青菜」を聴くのは今日が初めてのように思います。
教育を“京行く”や“今日行く”になぞらえるクスグリは皆さん様々で、『高槻までも』とか『茨木までも』というのをよく聴きますが、雀五郎さんのは阪急ではなく京阪沿線でした
おからはどうやら酸っぱくはなってないらしく、おさきさんは上手に炊いたはるそうです。
南天さんは「秘伝書」。
これも南天さんで聴くのは初めてでしたが、当然ながら南天さんらしい味付けになっていました
若手落語家さんの収入のことを具体的に面白おかしく言うたはるのが受けてました
以前のように軽やかな南天さんとはやはり違っているように思います。
南天さんによるとまん我さんは席亭のざこばさんに直訴して中トリを務めさせてもらいはることになって、張り切ったはるとか。
終演後、すだちさんと『直訴ってホンマやろか!?』と話題になりました。
そのまん我さんは登場しはるなり『南天兄さんほどには張り切ってない』と
確かに、確かに。
今日の「船弁慶」は氷屋さんも登場してたっぷり~
やっぱりお松っつぁんは喧しいだけやない、背後の清やんに向き直る様子だってそれなりに美しい…そう、そうですよね。
まん我さんの登場人物はある一つの傾向だけやなくて複合的な性格を感じるから血が通って見えるのかも知れません。
あの庶民的な賑やかな夫婦が演じる「船弁慶」、やっぱり素敵
こんな展開の落語を作らはった人のセンスに感服もし、それをこないに楽しく演じはるまん我さんにも感激です。
中入りの後は文之助さんで「宇治の柴舟」。
この噺はまん我さんもやらはるという意味でも、興味深く聴きました。
若旦那の病床の周辺の様子が細やかに描かれて、いかにも大店の奥の間の雰囲気が見えるようでした。
そこまで優男っぽく描かれている若旦那が突然絵の中から抜け出たような女性に刃を向けるシーンを『芝居ならよいところ』と言われるのがいつもしっくり腑に落ちへんのですが、夢落ちやから“まっいっかぁ”と思ってしまうのでした。
本日のトリは宗助さん。
枕に米朝師匠の声色が入るとなんだか『待ってました!』な感じになりますね
「抜け雀」はじっくり聴く噺という気がします。
親子の絵師に言われて墨をする旅館の店主の手がゆっくり動くと、ホンマにええ墨の香りがしてきそうに思えました。
終演後、高津さんへ向いはる前のすだちさんと軽く食事をしておしゃべり。
会場やお客さんによって同じ噺もまったく違う味わいになるから、同じ演目を何度聴いても同じ噺は二度と聴かれへんね、なんてなことも話題になりました。
そやから知らない会場の噺も聴いてみたいと思うんですよねぇ。

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