今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

十一会~平成11年入門 初めての同期会~ @天満天神繁昌亭

7/6(水)18:30開演
<本日の演目>

南湖まん我卯三郎吉坊 口上
華紋    「普請ほめ」
旭堂南湖   「五郎正宗孝子伝」
まん我   「船弁慶
   
 -中入り-
   
林家卯三郎   「蟇の油」     160706-01
吉坊    「そってん芝居」     

口上は皆さん、黒紋付(南湖さんは黒やなかったかも)に袴をお召しでした。
まん我さんのお色直しは白地に飛び模様の夏着物に、深いグリーンの紗のお羽織。

平成11年とは1999年、同期とはいうものの同い年の方はいたはらへんという同期会でした。
私は昨年のあさ吉兄さんとまん我さんの二人会以来の繁昌亭です。
■左から南湖さん、まん我さん、卯三郎さん、吉坊さんと舞台に並びはっての“なんちゃって”な口上ご挨拶
今年で入門から18年目の皆さんが年季が明けはった13年前に一度同期会を開こうという主旨で集まらはったことがあったそうです。
卯三郎さんはそういう主旨の会やったとは当時気付いたはらへんかったと証言したはりました。
取敢えず乗り気やない人がいたはって(それはどうやらまん我さんらしい)、飲んで解散となり、今回の会が決まって取材を受けるために1回と会の当日である今夜と、メンバーが揃わはったのは3回目やそうです(南湖さん以外は打ち合わせでもう一度集まったと言うたはりました)。
南湖さんは同期会というか、打ち上げでみんなでワイワイしはりたいご様子。
卯三郎さんはみんな余り会ったこともなくよそよそしいので、あだ名で呼び合い、タメグチで話そうと呼びかけたはりましたが、イマイチ乗って来はらへん皆さんが客席から見ているとなんだか可笑しいのでした
■まずは華紋さんの「普請ほめ」から。
華紋さんはちょっと久しぶりでしたが、めっちゃこなれたはる前座さんで、落語家さんとしてはかなり好みのタイプです
今夜の「普請ほめ」もめちゃ落ち着いたおしゃべりでしたが、主人公がちょっと抜けてるというよりは、ちょっと横着な男に聴こえました。
そういう解釈なのでしょうか?
私はちょっと抜けてる感じがあると、それが可愛げにも思えるのでその方が好きかも知れへんと思いました。
南湖さんは今夜が全くの初めてです。
「五郎正宗孝子伝」という話も初めて聴きました。
やっぱり講談は切ったり血が出たりするんですね。
南湖さんは勝手に想像していた程には抑揚のないタイプの語りですが、聴き入りました。
まん我さんは中トリ。
船弁慶」のお松っつぁんのちょっとガラッパチな賑やかさと、それでもどこかしら艶っぽい雰囲気を失わへんところがまん我さんならでは、やと思います。
氷屋さんも出て来たはらへんし、ところどころ端折られてたように思いましたが、最後のお能掛りのシーンが前からあんなんでしたっけ!?
私は今年のまん我さんの「船弁慶」はあのシーンが凄く見事に決まっているように感じています。
お能はほとんど睡魔に襲われてよく覚えてもいない私ですが、「船弁慶」は狂言方があの“電車ごっこ”みたいな舟をもって登場しはるところから楽しく、「子午線の祀り」の印象から知盛さんには心惹かれるものを感じるので、私には珍しく睡魔に襲われるヒマの無い曲なのでした。
まん我さんの登場人物たちは今夜もしっかり体温を感じさせて、めっちゃイキイキしたはりました
■中入りの後は卯三郎さん、聴かせて頂くのは今夜が2度目です。
前に聴いたのはサピエ寄席で、その折まん我さんと“同期”やと言うたはったように思います。
北海道の大学にいらして獣医さんをなさっていたのも、たぶんその時聞いたんでしょうね、知っていました。
「蟇の油」は米朝一門でしか聴いたことがなかったと思うのですが、…それよりも卯三郎さん独特の個性が光ると言うべきでしょうか
これまで落語の中でも余り見たことのないタイプの酔っ払いが登場した気がしました。
■米朝事務所を出たはるとは言え、やはり米朝一門の吉坊さんは今夜は見慣れた感じがします
「そってん芝居」は文我師匠で何度か聴いているはずですが、磯村屋さんが剃刀で怪我をさせはるんやないかとハラハラしていた印象が余りに強く、ストーリー全体をあまりよく覚えていません。
吉坊さんも大概剃刀は振り回したはったと思いますが、さほどハラハラはせず、むしろその後のしゃべらずに髪を結い上げはるシーンが美しくとても印象的でした。
やっぱり吉坊さんのは端整な落語やなぁ
■流石に18年目のメンバー、それぞれの個性もキラリと光って楽しい夜でした。
昨年末の東京で大阪での二人の会を復活させると話したはった吉坊さんとまん我さん、次は『たゆたうまん坊大阪記』の第3回をお待ちしたいと思います!
あ、もちろん『十一会』も2回、3回と続けてくれはったら、病気にでもならん限りちゃーんと通いまっせ~ -

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