今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

まん我落語新世界 @動楽亭

6/11(土)18:00開演
<本日の演目>

小鯛  「くっしゃみ講釈」
まん我 「高宮川天狗酒盛(たかみやがわてんぐのさかもり)
まん我 「住吉浜闇簪(すみよしはまやみのかんざし)」(ネタおろし)
   
 -中入り-
   
まん我 「船弁慶

まん我さんのお召し物は藤紫のお着物に同色のお羽織、2席目はお羽織を黒に替えて…但し、その(たぶん)下に藍色のお着物をお召しになっていました。
中入り後は真っ白地に小さな織り模様のあるお着物にお羽織は利休鼠。

160611-01
たぶんまん我さんの手による本日の演目。

楽しかった昨夜の続きを聴くような気持ちで出掛けた今夜の新世界でした。
会場内は同じお顔もありつつ、昨夜とはまた違った顔ぶれです。
小鯛さんは昨夜の出来事を説明されつつ、でもまん我兄さんの言葉を真に受けて本当に30分しゃべったら怒られるかも…と、そこで袖からまん我さんのお声が『たっぷり』と掛りました
そういう訳で今夜の開口一番は「くっしゃみ講釈」をたっぷり30分
いや、まあ、前座さんにも拠りますが、小鯛さんならこういうのもええなぁ。
師匠の塩鯛さんでも聴かせて頂いたことがありますし、一番聴き慣れているのは紅雀さんの「くっしゃみ」ですが、そのどちらともまた違った味わいでちゃ~んと小鯛色が隅々に塗り込まれた楽しい1席でした
まん我さんはTVが取り上げている話題をぼやきつつ、『ネタおろしどころやない』とか現実逃避なご発言
いやいや、そこはきっちりやって頂かないと…って、心配はしてませんけどね。
高宮川天狗酒盛」は独立して聴くと東の旅通し口演で聴くのとはちょっと違った味わいになりますね。
文我師匠とまん我さんと世界で二人しかやってないって言うたはりましたけど、いつぞやの通し口演でしん吉さんで聴いたことがあったように思います。
いつもの二人連れは結構向こう見ずな旅を続けてはります
今夜も『宿に戻る』って言うたはりましたけど、千両箱が届かんでも大丈夫なんやろか…と、要らん心配をしてしまう私でした。
さていよいよネタおろしの1席です。
ムムム!聴いたことあるで~、この噺。
誰でどこで聴いたんやら思い出されへんけど、聴いたで~、と思いつつ、まん我さんの噺は怖いのはホンマに怖い!笑えるのはホンマに笑える、泣かせる時はジワッと泣かせる…ので今夜のは怖いのでありまする!
しかも客席の照明が消えた瞬間には『きゃっ!コワイ!』との声が客席から上がりました。
そして高座の照明が消えた後、まん我さんのお召し物が暗い色目に変わっていて、それは幽霊を現す演出になっていましたが、その瞬間に私の脳裏には浴衣姿に変わったはった染左さんのお姿がフラッシュバック
(ここでまん我さんも一指し舞わはったら、二重の驚きになりましたが、そういう運びにはなりませんでしたね。)
まん我さんの口からタイトルが語られて、昨夏、トリイホールであった染左さんとの二人会で聴いた噺やとわかったのでした。
中入りを挟んで再び登場のまん我さんは先の噺で客席が怖がったので、してやったりのご様子でした
船弁慶」はまん我さんの描かはる登場人物達のそれぞれが、とてもイキイキとして個性的で、私はそのそれぞれに愛着を感じます
そりゃまぁ、お松っつぁんがとびきり魅力的やけど、喜ぃさんも、清やんも、氷屋さんすら楽しいわ。
噺は流れとして聴いているんやけど、何故かお松っつぁんが喜ぃさんの背中に艾を並べて火を点けて行くシーンが妙に印象に残っていて、なんだか美しいとさえ感じている自分に気付きます
まん我さんて、やっぱり所作が美しいのでしょうね。

今夜も笑えるだけではない満足感の味わえる素敵な夜でした
ちなみに今夜の新世界は第23回、これまでに24席のネタ下ろしに立ち合わせて頂きました。
次回は9月24日(土)の開催とのこと、また新たなネタおろしも楽しみです。

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