今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席 5月席(第14日)

5/14(土)14:00開演
<本日の演目>

慶治朗  「みかん屋」
雀太   「八五郎坊主」
まん我  「豊竹屋
笑福亭仁福 「寝床」
   
 -中入-
   
花團治  「昭和任侠伝」
ざこば  「遊山船」

まん我さんのお着物は一昨日と同じやと思いますが、照明の加減か白緑よりは緑が濃く見えました。
裏葉柳か夏虫色くらいでしょうか。
お羽織は鮮やかな常盤色。

今月まん我さんの昼席ご出演は本日のみ。
土曜日で幸いです。
慶治朗さんは「みかん屋」。
この噺で毎回チラッと頭をかすめることがあります。
主人公が上を見るのを忘れていたと言うて上を見てよいかと尋ねると、あの長屋の人が『なんぼでも見たらええがな』と答えて主人公は天井を見ます。
ということはあのちょっと抜けたはると思われる主人公だけではなく、あのちゃんとしてそうな長屋の人も『上を見る』というのは文字通り上を見上げることやと判断したはるということですよね。
それともわかってはいたはるけど、勘違いしてよるな、と内心思って黙ったはるのやろか
とても親切そうな人ですけどねぇ。。。
雀太さんは「八五郎坊主」でした。
聴く機会の少ない噺やと思うんですが、今語られている後の展開を知っているので聴いたことはある噺…何やったかいなぁ、と途中まで思っていました
ちょっと独特の狂気みたいなものが噺を貫いていてとても面白いですね
雀太ワールドやなぁと思いました。
まん我さんは落語を習ったはるというお友達の上司の話題を枕にしはったので、「寝床」短縮バージョンか「あくびの稽古」かな、と思っていたら、「豊竹屋」が始まりました。
ひたすら好きな浄瑠璃を語り続けたはる節右衛門さんはちょっときかん気な子どものようでやっぱり可愛らしいです
まん我さんの登場人物たちは体温も感じるし、どこかしらに可愛げもあるのですよね。
浄瑠璃と口三味線を語り続けながら、まん我さんの瞳がキラキラしてきはるように感じるのも登場人物達をを魅力的に感じさせている気がします。
中トリは仁福さん、ここで2度ばかり聴かせて頂いたことがあったようです。
持ち時間の25分もしゃべれないとおっしゃりつつの「寝床」でした。
仁福さんの「寝床」にはこれまで私が「寝床」または「素人浄瑠璃」で聴いたことのある登場人物やエピソードが登場しなかったり、また違う名前や職業で登場したりしました。
旦那さんが聴衆の静けさを訝って御簾を持ち上げてみるシーンで、最前列のお客さんがホンマに寝たはったみたいで、ちょっとビックリですが、ま、それくらいゆったりな口調で語ったはったのが印象的でした。
そやかてまん我さんの「寝床」は旦那さんと店の従業員や店子さんたちとの攻防と、その丁々発止を楽しむ、勢いとスピード感あふれる噺なんですもん。。。
中入りの後は花團治さん、たぶんTVでしかお目に掛ったことがないと思います。
「昭和任侠伝」は私が生まれて初めて自分のお金でライブを体験した時に先代の春蝶さんで聴かせて頂いた噺の一つでした。
花團治さんは明快な口調で好感が持てますが、現実に任侠映画が流行していた時代に聴いた春蝶さんの噺がもの凄く面白かったことを記憶しているんですよね、私。。。
40年以上も前のその日はゲストがお江戸の志ん朝さんでしたが志ん朝さんの演目は全く覚えていません。
でも春蝶さんが「ぜんざい公社」と「昭和任侠伝」を掛けはったのは今もハッキリ覚えています。
ざこばさんが登場されました。
GWにお友達とカンボジアへ旅行して来はったそうで、そのエピソードをしばらく語ったはりました。
カンボジアの通貨100リエルの紙幣を前の席の方にプレゼントしたはりましたが、日本円にすると3円程やそうです。
「遊山船」は吉の丞さんで一番聴いている噺かも知れません。
ざこばさんの喜ぃやんはメチャクチャ泣いたり怒ったりをする人で、これまで聴いたことのあるどの「遊山船」とも違った雰囲気の噺になっていました。
こちらを先に聴き慣らされていたら、どう感じたかわかりませんが、もっと穏やかな情緒のある夏の夕涼みの噺やと思っていたので、ひょえ~っと思いました
これもざこばワールドですよねぇ。
噺家さんがそれぞれにご自分の世界を持ったはって、同じ噺もそれによって全く違った色に見えるのもとても楽しいことですね

来週は連日落語会が続きます

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