今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

桂文我独演会(夜の部) @横浜にぎわい座 芸能ホール

1/30(土)18:30開演
<本日の演目>

二乗  「ろくろ首」
まん我応挙の幽霊」 
文我  「地獄八景亡者戯」 
文我しん吉まん我二乗・かつら益美 上方寄席囃子〔ハメモノ編〕
   
 -中入り-
   
しん吉 「肝つぶし」 
文我  「そってん芝居」

まん我さんはとても深い赤紫のお着物に明るいグレーのお羽織。

さて横浜にぎわい座で落語三昧の1日、最後の公演です。
二乗さんの「ろくろ首」から始まりました。
そうそう!そうやんね。
足の指に紙縒りを結わえておくのはもともと甚兵衛さんの提案でしたよね。
たぶんまん我さんのネタおろしの時にはそうやったと思ったのですが、その後ずっと主人公が自分から言い出すことになっているもので、『ん!?そやった?』と思っていたんです。
二乗さんの噺を聴いて納得しました。
でもまん我さんは足袋を履いて行くことにしはったこともあって、アホ自ら言うことにしはったのでしょうか。
もはやこの噺はまん我さんのリズムとテンポで私の中に入ってしまっているな、と思いました。
今回のまん我さんは「応挙の幽霊」でした。
相変わらず都々逸がええお声で、パラパラではなく拍手が湧きました
そうよ!そうよねぇ
ホンマのこと言うたら、いつも私は心の中で拍手喝采なんですよ。
でも『しよと思たがわたしも大人、腹に持ってて口には出さん』…な~んてね
何方かがしてくれはったら、喜び勇んで便乗します
今日も色っぽくて可愛らしい幽霊さんでした。
文我師匠は「地獄八景亡者戯」。
二乗さんが湯のみを出し忘れたと、文我さんが出はった後で持って出て来はりました。
文我さんが優しくフォロー
そして近頃の世相も織り交ぜながら、例によって浄瑠璃『どんぐりころころ』も語られつつ、たっぷり~
続いて上方寄席囃子のコーナーはハメモノ特集です。
楽器の担当は昼の部と同じくですが、拍子木は今度は二乗さんで、しん吉さんはツケを打ったはりました。
「宿屋仇」の宴会シーンを喧しく騒いでいるシーンと、遠くで騒ぎが聞こえているシーンの演奏を実演してくれはりました。
普段は壁や障子やカーテンの向うから聴こえてくるハメモノが目の前でクリアに聴こえるのはとても新鮮です
噺が語られていながらお三味線のお師匠はんは唄を入れはるシーンがありますが、私は益美さんのお声質やその高さが噺に馴染んでいつも素敵やなぁ と感動します。
「小倉船」(竜宮界龍都)のハメモノを演奏してくれはったのですが、落語を演じたはる文我師匠がどんどん乗って続きを語りはるので、結局ほぼ1席全部ハメモノも入れはらんとアカンことになり、皆さんの真剣な表情、緊張感、とても素敵でした
ハメモノ云々の落語会の日は高座にいる時が唯一休めるというまん我さんのセリフを何度か聴いたことがありましたが、あながち冗談でもなさそうやなぁと思いました。
お囃子演奏そのものも、演奏したはる落語家さん達もすごくカッチョよくて素敵やから、こういうのが見える落語会がもっとあればファン層が広がるんやないかとも思えるほどです。
文我師匠はまだまだやる気のご様子でしたが「堪忍してください」ってまん我さんに言われたはりました
昼の部もそうでしたが、中入り前のお囃子も目の前で演奏されて幕が下りました。
中入りの後はしん吉さんの「肝つぶし」。
ついつい聴き入ってしまっているけど、落語には恋患いの人がよぉ出て来はる!
しかもめちゃくちゃ呆気ないきっかけで死ぬほど恋焦がれたはる。
一般にはそういう風に恋に落ちるのかも知れへんけど、私は子どもの頃からほぼ全く一目惚れのない人生なので、どこかしっくり来ぇへん気もします。
妹さんは命拾いしはったけど、その後吉松さんはどないならはりましたんやろ
本日の締めくくりは文我師匠の「そってん芝居」です。
磯村屋さん、なかなか芝居の話が止まらはらへん…聴いていると、二人の人物を文我さんが演じたはるにも関わらず、磯七さんにイライラしてくるのが可笑しいですよね。
明らかにその人はちゃんと独立してそこにいたはります。
剃刀の扱いが怖くて怖くてヒヤヒヤさせられもして、イライラ、ヒヤヒヤしながら続きに聴き入っているという妙な状況です。
香辛料に弱いので、余り辛いものはよぉ食べんのですが、唐辛子ってホンマに頬張ってるだけで温まりますのん
たっぷりの独演会、終演は21時半を過ぎていました。

て、ことで楽しい1日は終わりました。
宿泊費も交通費も節約しようと、横浜から深夜バスで帰宅しました。
ご一行様は今夜はみそか寄席ですね。
行きたいなぁ!でも明日は仕事ですもんね。
また楽しかった思い出と次のお楽しみを心の糧に頑張りましょう。

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