今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

桂文我新春落語会~東の旅 通し口演 その3~@名古屋クラウンホテル7階欅の間

1/3(日)11:00開演
<本日の演目>

まん我  「矢橋船」 
米平   「宿屋町」 
文我   「こぶ弁慶」 
 
 -中入り-

宗助   「走り餅」 
まん我  「三十石(上)」 
文我   「三十石(下)」

まん我さんのお着物はグレーと白の縞、お羽織はセピア色。
お色直しはこげ茶と白の縞のお着物に藤紫のお羽織。

早朝に伊勢街道の途中にある奈良の実家を出発し、名古屋に向かいました。
1日も2日も聴きたくはあったけど、正月の実家詣でも欠かすことが出来ません。
実家では久しぶりに母とゆっくり過ごすことが出来ました。
まん我さんは新年のご挨拶から、ずいぶん久しぶりに聴く「矢橋船」でした。
実際の人数分より多目に払ってゆったり座るという件で、船頭さんはお武家さんなどには多目に払わせようとしはるけど、お婆さんには接し方が優しくて、聴いててほっこりします。
あの色を三つ重ねる言葉遊びは風流でええなぁ。
白い雪に砂糖と塩をばら撒くのも、とんでもないという扱いになってはいるけど、嫌いやないなぁ
私の苦手なちょっと汚い方向へ話題が至る箇所もありますが、竹光に雀がずらりと並んでいるシーンが目に浮かんで噺が終わるのも風流やな、と思います。
米平さんは「宿屋町」。
「持参金」に登場するのとソックリな風貌の女の人やら、踵にアカギレをこさえている女の人が登場するのが凄く印象的です。
私はヒビとアカギレの違いがイマイチわからへんのですが、稗や粟が入って芽が出るというからには、アカギレは割れているのですね。
なんとも凄まじいです。
文我さんの「こぶ弁慶」は多分これまでにも聴いたことがあったと思うのですが、ほぼ記憶になくてとても新鮮でした。
壁土を美味しそうに食べて見せる…てなことも落語ではあるんですねぇ
瘤の弁慶が取り囲まれて長々と口上を言わはるシーンで、瘤やない方の本人はどないなってんのやろ と、ちょっと気になりました。
宗助さんは「走り餅」。
「走り餅」は“走井餅”
これもこれまでに幾度か聴いているはずやのに結構新鮮に聴いてしまいました。
あのお武家さんは何故にあないにかたくなにおこもさんへの1文を渋りはったんやろ…それにしても宗助さんのしゃっくりは凄くうまくて、ホンマにしゃっくりが出たはるみたいに見えました。
この日はまん我さんが舞台番で何度もお顔を見ることは出来ましたが、やはり高座に再び登場しはるのは嬉しいこと
三十石」の前半で京都の街中から船宿シーンなど。
舟歌を一節も聴かせて頂けなかったのはとても残念でした。
噺の流れではありましょうが、せめて一節だけでもまん我さんの舟歌が聴けるようなバランスになっていれば嬉しかったなぁ。。。
でもこれまでにも「三十石」を分けて演じられるのを聴いていますが、やはり上下に分かれている時は前半には舟歌は出ませんでしたね。
後半の文我師匠の方は舟歌もたっぷり。
舟は八軒家浜までは戻らず枚方辺りまでで、『権兵衛こんにゃく…』というサゲが付いていました。
私は知識が浅いので、このサゲの意味合いがイマイチ腑に落ちてへんのですが、文我師匠はこういうやり方なんですね。
あのどんな学者もわからないという藁打ち歌(でしたっけ)やらニワトリや犬の鳴き声は登場するのですが、その後でサゲてしまいはるんです。
文我師匠の会はいつもお囃子はそうなんやとは思いますが、今日はいちだんとハメモノが鮮明に聴こえ、この「三十石」はもちろんのこと、なんだか凄く贅沢な気分で落語を楽しませて頂きました

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