今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

あさ吉・まん我二人会 @天満天神繁昌亭

12/6(日)18:00開演
~本格派と印象派~
<本日の演目>

林家染八&桂あさ吉 二番太鼓~篠笛
林家染八 「時うどん」
まん我餅つき
あさ吉 「茶の湯」
まん我三十石
   
 -中入り-
   
あさ吉 「深山がくれ」

まん我さんは白と濃紺の格子柄のお着物に青紫のお羽織。
お色直しは紅梅色の対。

めっちゃ久しぶりの繁昌亭です。
今日は行きは銀橋を渡って、帰りは源八橋を渡って、自転車で往復しました
さてこの二人会、GWに八聖亭で拝見した時は“本格派VS印象派”という副題が付いていましたが、今回は“本格派印象派”。
対決はせ~へんよ、ってことでしょうかね
あさ吉兄さんは印象派『モネのような落語をめざし』はるそうです
幕が上がると締太鼓を前に染八さん、大太鼓の撥を持ちはったあさ吉さんが「二番太鼓」を目の前で打ってくれはりました。
そして上方落語界きっての笛の名手あさ吉さんの篠笛演奏
こういうサービスって嬉しいですね
開演10分前に突然あさ吉さんが思い付きはったそうなんですが、サービス精神旺盛でいてくれはることは客席にも伝わります。
観客も愛されているという気になります。
さて落語は染八さんの「時うどん」からでした。
これは林家の型でしょうか?
それとも染八さんの工夫なのでしょうか?
上方では一般的な二人バージョンですが、いつもの二人が登場してすぐに歌うシーンがあったり、うどん屋の名前やら細かい点に普段聴く米朝一門のそれとは違った箇所がいろいろあったようです。
続いてまん我さん登場。
年季に大きな開きのない先輩とは昼席などの出番が合わないものながら、何故かあさ吉兄さんとはよくお会いするそうで、お話しはる機会も多いそうです。
夫婦の仲のよい様子が微笑ましい「餅つき」。
今年もこんな噺を聴かせて頂く時節になったんですね。
年末の早朝の肌寒い空気がしっかりと感じられつつも、夫婦の細やかな情愛が感じられ心がホッと温かくなる1席でした。
高野豆腐を食べるマネをしはるシーン、大好きです
芸達者な旦那さんを演じはる芸達者なまん我さん、という図ですね。
あさ吉さんの1席目は「茶の湯」でした。
以前にもあさ吉さんの「茶の湯」は聴かせて頂いたことがあったと思うのですが、その時はたぶん“青い粉”は『青きな粉』であったはず…今夜は『粉わさび』やと言うたはりました
『青きな粉』が一般にわからへんと思ぅてのことでしょうか?
『粉わさび』の方がインパクトがあるからでしょうか?
『粉わさび』を湯で解いて云々したものを飲むと想像しただけで、私は鼻がムズムズする気がしてしまいます
配られたパンフレットにはこの後中入りがあって、再びあさ吉さん、まん我さんの「三十石」がトリとなっていたのですが、繁昌亭では協会員でない者はトリがとれないルールになっているんやそうで、中入り前にまん我さんの「三十石」が掛りました。
めっちゃ久しぶりの「三十石」ですが、やっぱりえ~な~
あっちゃこっちゃで笑いながら、一緒に三十石舟に揺られて、朝もやの大阪に到着する心地よさ。
今夜のまん我さんの舟歌はいかにも船頭さんが唄ぅたはるように、力強く野趣に満ちていて、それがとても素敵でした。
今夜は18時開演でしたが、ここで既に20:10を過ぎていたそうです。
中入りの後登場しはったあさ吉さんは文枝師匠とご一緒してアメリカで英語落語をされた時のエピソードに加え、まん我さんが「餅つき」の枕にしはった小咄を英語で披露してくれはりました。
そしていきなり「深山がくれ」へ
なんだかこの関係のない枕から突然噺に入らはるあさ吉さんお得意のパターン、だんだんクセになってくると言うか、これがないと物足りないような気になって来ています。
「深山がくれ」は以前に吉坊さんで聴いたことがあったような気がします。
多分南青さんの凄惨な講談と吉坊さんの「深山がくれ」を聴いて、グッタリしたんやなかったかしらん。。。
こうなるともう人を生き物と思わずに聴いた方がええんでしょうか?
落語は人間賛歌やと思っているけど、こんな落語もあるんやなぁ…というのが感想です。
今月もう一度聴くことになりそうですが。
あさ吉さんはまん我さんとはまた違うタイプのお声ではありますが、ええお声ですよねぇ。
とても綺麗に響くお声やなぁと思います。
全く違う芸風のお二人ですが、だからこそどちらの噺も新鮮に感じられて、よいコンビやと思います。
これからも回を重ねて行ってくれはったら、楽しみに通いたい二人会です。
今月のまん我さんはこの後、14日~19日に開催される吉弥さんの“お仕事です”の最終日やら、渋谷の映画館UPLINKでの落語会に吉坊さんとの共演が予定されているやら、吉朝一門の方々とのコラボが続きます。
枝雀一門の若手メンバーが集まる“Bチーム”のような会も又どこぞで聴きたいものですが、まん我さんとは持ち味の全く違う(いやまぁ、Bチームのメンバーもそれぞれ持ち味は違いますが)一門の方々との共演を拝見するのもこれまた楽しいものですね。

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