今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第14回浪花三座会~たっぷり長講~ @トリイホール

10/19(月)19:00開演
<本日の演目>

笑福亭生寿「金釣り」
まん我  「あくびの稽古
旭堂南青  「太閤記 山崎大合戦」
   
 -中入り-
   
吉坊   「船弁慶」

まん我さんはピンク掛ったベージュ系の細かい地模様のお着物に黒のお羽織。

151019-02

動楽亭から難波に移動して軽く腹ごしらえもし、早めにトリイホールに向かったつもりでしたが、到着してみると既にエレベーターホールには列が出来ていました。
いつものように並んでいると階上にあるらしい楽屋から楽しげな笑い声が漏れ聞こえてきます。
まん我さんの笑い声だけはわかるので、なんだか心楽しく開場を待ちました
今夜は生寿さんがTOPバッターです。
大阪市内で文我師匠にお稽古を付けてもらいはった後、明石の向うの大久保という所へ移動しはらんとアカンかった折に昼特切符を利用するかどうかで時の流れや心の葛藤を語りはった枕も楽しく(落語家さんはこういう庶民的な雰囲気でいてもらいたいですね。例え売れまくって大金持ちになったはったとしても)、初めて聴く噺「金釣り」でした。
なんや珍しい噺やなぁ、これは何やろ と思ううちに噺はどんどん進んで行き、これって言うてる人もやったはる人もどこまで本気でどこまで冗談なんやろか、と思う噺でした。
ま、落語にはそんなん多いけどね
まん我さんのネタは「あくびの稽古」、これって長講?ってちょっと思っていたのですが、やはり枕もたっぷり目。
私的には釣りを習いに行く話が初めてで可笑しかった
あくびを習いに行くまでにこれまで主人公がチャレンジした数々の習い事の失敗談、これの種類の多いのがこの噺のフルバージョンなんですよね。
あのあくびのお師匠はんの何とも落ち着き払ったというか、渋目なもの言いがたまりません!
貰い湯のあくびで見せはる面白顔を見ると「餅つき」の面白顔が脳裏を掠めて行くのですが、まん我さんてあれを鏡の前とかで練習したはるのかなぁ…毎回同じクォリティですもんね
今夜ものどかに笑いどころたっぷりの1席でした。
南青さんは最近ふだんにも和服をお召しになったはると枕(講談でも“枕”って言うんでしょうか?)で話したはりましたが、今日も開演前和服姿でいたはるのをお見掛けしました。
「太閤記 山崎大合戦」は言わずと知れた戦国の世のお話で、明智光秀が撃たれる物語でしたが、光秀さんに限らず次々と人が死んでいって、凄惨なシーンが続きます。
南青さんの滔々とした語り、名調子は素晴らしいし、間に挟まれたユーモアでホッとはしますけれど、私は凄惨なシーンは苦手です。
中入りの後は吉坊さん。
この会は春と秋の開催で夏の噺が掛るチャンスがないということで、季節外れなれども「船弁慶」…ほんとはネタ切れやなんて言うたはりましたが、きっとご謙遜ですよね。
やはり喜ぃさんが灸と井戸水でお松っつぁんに責められて焼き豆腐を思い出すシーンなどが可笑しいのですが、この噺はまん我さんの噺の中でも私は特に好きなネタの中の一つなので、どうしてもまん我さんのリズムが私の中に厳然とあります。
ただ吉坊さんは落語以外の芸能もよくお勉強されている印象があって、喜ぃさんとお松さんの「船弁慶」の仁輪加がお見事でした
お能を見ると99%寝てしまう私も「船弁慶」は寝ないで見ていられる数少ない演目やったりします。
以前見た「子午線の祀り」というお芝居の所為で何とはなしに知盛さんに対して思い入れがある上に、船頭さんを狂言方が演じはるからやと思うんですが、そんなお能の1シーンを酔っ払った亭主と川にはまったおかみさんが演じるやなんて、喜ぃさんとお松っつぁんは何と文化的な夫婦なんでしょう
たっぷり長講の三座会はまた次回も楽しみです。

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