今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第30回米紫の会 @雀のおやど

8/21(金)19:00開演
<本日の演目>

白鹿  「田楽喰い」
米紫  「看板の一」
まん我豊竹屋
米紫  「景清」

まん我さんは麻の明るいグレーの縞ものに深いグリーンのお羽織。

落語会は週一程度のペースが程よいとずっと思っていたのですけど、一方で出来得ることならまん我さんの高座は全て聴きたいと思っている一面もあるので、やはり1週間は少し長く感じられます。
どこかでまん我さんがしゃべったはるとわかりつつ聴かれへんのが同じ時間をより長く感じさせるのかも知れません。
雀のおやどは開場を待っていると、今夜の出演者の皆さんが談笑したはるお声がかすかに漏れ聞こえます。
会場によってカーテンや簡単な仕切りの向うに演者さんたちがいたはる場合など、話の内容まで聞こえてきたことはありませんが、笑い声や強めに発された声の端だけが聞こえて来ることがたまにあります。
すると高座ではそんな風には感じないのに、まん我さんの声には自然のエコーのようなものが軽く掛っているのを強く感じます。
なんか“ふわん”と余韻を持ったお声なんですよね…何故高座ではそれを強くは感じないのか、でもあの余韻の所為でかすかにもれ聞こえる声を聴き分けることが出来ているのもそうなんですが。
さて白鹿さんは文鹿さんのお弟子さんやそうで、今夜初めて聴きました。
お名前にまつわる楽しい枕から「田楽喰い」は経緯を詳しく語るパターンでした。
“アスパラガスン”が全く繰り返されなかったり、結構すんなり“ナンキン”が出てきたり、パンの種類が出て来る“ん廻し”など、やはり普段聴かない一門の方の噺は新鮮にも感じます。
以前ここで米紫さんを聴いた折も大入りやった記憶がありますが、今夜も大入りでした。
昼間ラジオ大阪に出演してこの会の宣伝をしはったそうで、番組を聴いて来られたお客さんが3人いたはりました。
他にも落語初めてさんが思いの外おられたようで、米紫さんの枕はちょっと初心者にピントを合わせた内容になり、自己紹介ということでお名前にまつわる話題が出ました。
阪急梅田駅で“歌々志”さんに『都んぼ兄さん!』と何度も呼ばれはった話はとても楽しい
米紫さんを襲名されてもう5年になると言うたはりました。
「看板の一」を聴き慣れた米紫節で…賭場に入って行くところなど「狸の賽」と似たシーンがあるなぁと今更ながらに思います。
箕面に通っているので米紫さんを2ヶ月に一度聴き続けること丸6年、今夜のようにそれ以外の会で聴かせて頂く機会もあるのでもっと聴いている訳で、出演者の中にお名前があるととても嬉しい落語家さんのお一人です。
その米紫さんに『“都んぼ”は昆虫の名前やけど“まん我”よりまし』と言われはったまん我さん、これまたお名前の話題から
“都んぼ”も“まん我”も私は好きやけどなぁ。。。
何かに偏っていて変わった人達のエピソードを枕に話され、もずくと納豆と梅干がお好きやという3歳の坊や(私は初めてこの話を聴いた日から密かに『もずく王子』と呼んでます)も登場しましたが、何だか将来誰かさんに似て“飲む人”に育ちはりそうな気がします。
やはりバランスよくいろんなものを食べはるように導いてあげて下さいませ
豊竹屋」節右衛門さんも自己流浄瑠璃を偏愛する可愛いオジサンです。
まん我さんがそうという訳やないのに、今日も短い腕を振りつつ意気揚々と街を歩いたはる姿が目に浮かんでしまいます。
まん我さんの噺は勿論のこと、そのお声に惚れている私にはこの浄瑠璃を語りまくらはる噺はほんまに楽しい
でももっと語って(唄って)欲しい(長く、というより強く?濃く?かも知れません)という欲求がかすかに私の中に残る気がします。
米紫さんのもう1席は「景清」です。
初心者が多いとわかっていれば「宗論」にしたのに…みたいなことを言うたはりましたが、米紫さんのペーソス系の噺はいいんですよねぇ!
実はめいぷるごにんばやしの会に通い始めた頃は米紫さんのひとくせにちょっと馴染めなかった私やったのですが、「豆狸」やったか「景清」やったかを聴いてからいっぺんにこの人を受け入れられるようになったのを覚えています。
その素晴らしさに感動してペーソス系だけはええなと思うようになったのやなくて、面白系も楽しいと感じられるようになったことがスゴイと思うんです。
それが力量ってものかもしれませんね。
同じメンバーの噺を定期的に聴くとお目当ての落語家さんのみならず、メンバーの皆さんに愛着を感じるようになっていくという一面もあるのでしょう。
そしてこの会の次回のゲストはそんなごにんばやしのお一人、紅雀さんやそうです。

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