今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

怪談・奇談・夏噺 ~染左・まん我二人会~ @トリイホール

8/14(金)18:30開演
<本日の演目>

林家染八 「うなぎや」
まん我 「宇治の柴舟
林家染左 「住吉浜闇簪(すみよしはまやみのかんざし)
林家染左 踊り「深川節」
   
 -中入り-
   
林家染左 「源兵衛玉」 
まん我 「舟弁慶

まん我さんは鉄紺のお着物にココア色の横段柄のお羽織、お色直しは淡いグレーと白の細かい縞の麻のお着物に深緑の薄物のお羽織。

地下鉄はガラスキやったけど、阪神電車はいつもより混んでる朝でした。
有休取得奨励日なので私の部署は約1.5割の出勤率で電話も1本鳴っただけ、という1日。
少し早めに退社してイソイソと難波へ向います
染八さんは『立って立ってんねん』のシーンから始まる「うなぎや」。
お若い風貌(いや風貌だけやなくてお若いですけど)やのに、部分的にではありますが熟練の口調になったはるなぁと思うことがあります。
ちょっと着地が怪しくなって、後から出て来はったまん我さんにいじられたはりました。
まん我さんの1席目は「宇治の柴舟」。
勢いがあって愉快な熊はんと色っぽい若旦那が好対象でお互いを引き立て合ぅたはりますよねぇ
今夜はこの噺、こんなに笑うところあったっけ!?と思うほど、何だか笑えるシーンが多かった気がします。
落語に出て来る画家の名前などは案外実在のお名前も少なくありませんが、この噺の絵を描いた人はどうなんでしょう
さていよいよ、前日にまん我さんも楽しみと呟いたはった染左さんの「住吉浜闇簪」が始まります。
染左さんはまん我さんにとっては先輩ながら同い年で、以前『亥会の厄落とし~昭和46年亥年生の落語家全員集合~』という落語会とまん我道場にゲストでお見えになったのを聴いたことがありました。
たった2回しか聴いたことがなく、また外観からソフトなイメージを抱いていたので、思いの外切れ味のよい枕が新鮮です。
「住吉浜闇簪」は染左さんが作らはった新作の怪談噺で今夜が初演なんやそうですが、何だか古典の香りのする新作という印象で、ストーリー展開も面白くググッと聴き入りました。
舞台が暗転したので、最後におどろおどろしい幽霊でも登場するのかと思いきや、お着物を浴衣に替えはった染左さんがお辞儀したはりました。
笑いどころのない怪談で気が滅入っているやろうと「深川節」でひとさし舞わはります。
頭に巻かれた若草色の手ぬぐいと赤い股引が目にも鮮やかで、コワーイ怪談の後の舞台がパッと明るくなりました。
中入りの後も再び染左さん登場です。
私は「源兵衛玉」という噺も初めて聴いたのですが、樟脳を燃やしたら青い火が出るって初めて知りました
"上町のオッサン”というのが出て来た時、頭の片隅で『その人、耳遠い?』なんぞと思ってしまいます
これは怪談というより「不動坊」みたいに怪談を仕組む噺なんですね。
過日の昼席で半ばまでしか聴かれへんかった「船弁慶」…今夜は「舟弁慶」と表示されていました。
ま、確かに弁慶の乗ったのは“船”やなくて“舟”やわね、お能を見る限りでは船頭さんも一人やし。
まん我さんの喜ぃやんってホンマに可愛い
清やんはどことなくオトコマエで、おまっつぁんはキョーレツなんやけど、喜ぃやんに向かったはらへん時はちょっと色っぽさもあって綺麗な人に見えたぁる気がします。
先の「宇治の柴舟」も含め、登場人物達の表情の豊かさが半端やなくて、すごーくイキイキしたはるんです。
そうそう、いつもは3円あったら塩をどんだけ…の場面で、先の「源兵衛玉」の言葉を受けて“飴玉”も出て来ました。
喜ぃやんがお灸を据えられるシーンで、以前どなたかで強情灸みたいにでっかい艾を背中にボンと載せはるのを見たことがありましたが、やっぱりまん我さんの背中中にいっぱい並べられて次々と火を点けられるリズムが私には楽しく感じられます。
とてもとても満足度の高い今夜の「舟弁慶」でした

まん我さんのファンなのでまん我さんの噺が聴ければそりゃもうそれで満足なんですが、前々からどなたかとコラボする会もしはったらええのに…なんていろいろ夢想しています。
お相手はあの人がええな、この人はどうかな、なんて、やはり聴き馴染んだ落語家さんをあれやこれや想像していたのですが、今夜染左さんを聴いて、もっと聴いてみたいと思いました。
この会をシリーズ化してくれはったら嬉しいんですけどね。
始めでも中入り前でも終わりでも、お二人が揃って登場しはるシーンがちょこっとでもあるともっと嬉しいんやけどな、と思ったのに、うっかりアンケートには書き忘れてしまいました

あ、そうそう、今夜は欲しかったチラシがいろいろ頂けて嬉しかったんですけど、未だ米紫さんのチラシは手に入りませぬ

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