今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席5月席(第6日)

5/6(水・振休)14:00開演

<本日の演目>

團治郎 「狸の賽」
佐ん吉 「堪忍袋」
まん我三十石
塩鯛  「青菜」
   
 -中入-
   
わかば 「いらち俥」
米團治 「地獄八景亡者の戯れ」

まん我さんは藤紫のお着物に、同色のお羽織。

ドキハキの生放送が12時まであったのですが、このところGW中の動楽亭は大入りが続いているので、さきさんとは梅田まで一緒に戻ってそのままランチもせず解散しました。
真っ直ぐ動楽亭に向かいましたが、既に階段には数人の列が出来ていました。
本日のTOPは團治郎さんで「狸の賽」でした。
以前に兵庫芸文センターで聴いた團治郎さんのタヌサイがとてもよかった記憶があるのですが、今日はちょっとボンヤリ聴いてしまいました
佐ん吉さんは「堪忍袋」。
私には米紫さんの強烈な印象のある噺ですが、佐ん吉さんは袋を縫う手つきがなかなかでした
まん我さんは南光さんと篠山に行かはった枕を話し始めはったので、それほどあるとは思えない持ち時間のことが気になりましたが、やはり「三十石」でした。
オチを知っている噺が楽しめなければ古典落語なんて楽しめへん訳ですし、あの枕は何度聴いても楽しいと思いますが、一昨日や今日のように、あれを初めて聴きはる人が多いと、ドッと笑いが起きるばかりか、拍手まで湧き起こりますよねぇ。
古典的な枕というものもありますが、オリジナルの枕って短い創作落語なんですね。
一昨日と比べるとかなり端折り気味に語ったはったように感じましたが、舟は京都伏見の浜からちゃーんと朝もやの大阪に来て、年寄りの犬の声も聴きました。
願わくばもっとゆったりと伸びやかに歌いはる舟歌を聴きたいとはいうものの、動楽亭は袖から聴こえてくるコーラスも厚みがあってええ感じでした。
塩鯛さんは高級なすき焼きやらワインやら、挙句にホテルのスイートに招かれてご馳走されはった顛末を枕に「青菜」でした。
落語家さんていうのはこの枕に出て来はったようなブルジョアのご贔屓さんを持ったはるものなんですね。
何とか前売り価格の木戸銭で通い詰めるくらいしか出来へん落語ファンの私には、落語家さんが改めて遠い存在に思えるようなエピソードやなぁと思いました。
(いやまあ、もともと遠くはあるんですけどね。)
塩鯛さんの「青菜」は落語会に通い始めた頃に聴いたことが印象深く、それも5月でしたが、今年ももう「青菜」を聴く季節になったんですね。
中入りを挟んでわかばさん、ご自身のことを“剣道3段、落語3級”と自己紹介
「いらち俥」はなんだか終始一生懸命な感じに語ったはると思って聴いていたんですが、次第に後半になっていって、笑いがこみ上げる瞬間があったのが印象的でした。
「帰り俥」の俥引きもテレガラフの“トラ”さんやけど、この噺の車夫も韋駄天の“トラ”さんなんやね。
米團治さんは米朝師匠が亡くなってそろそろ50日が過ぎようとしていると、お葬式前後のエピソードなどを語られましたが、師匠のご意向は家族葬のようなものやったけど、どこまでが家族かわからない…というのが、いくつか見た追悼番組の中で語られていたことでも納得出来て、今の時代に内弟子制度が残っている落語家さん一門の特殊性がとても素敵に思えました。
そんなこんなで「地獄八景亡者の戯れ」を…師匠より先に向うに行ったはるお弟子さん達をボヤキはるセリフなんぞもあり、米團治さんが追悼番組のどこかで米朝師匠の死生観はこの世とあの世には差はないと言うたはったと話してはったことを思い出させられるような噺になっていたように感じました。

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