第47回千林にぎわい亭 @千林くらしエール館3階フェニックスホール
<本日の演目>
桂雀喜 「がまの油」
桂雀太 「いらちの愛宕詣り」
桂雀五郎 「仔猫」
桂雀三郎 「かぜうどん」
雀太さんファンのshanduraiさんとお会いするチャンスがなかなかないこと、雀太さんや雀五郎さんをかなり久しく聴いてへんこと、雀三郎一門の皆さんには全員に好感を持っていること、加えていつもは平日のこの会が土曜日に開催され、我が家からは自転車でひとっ走りの地域に会場があることなど諸条件が揃いまして、久しぶりで淀川を自転車で渡りました

もちろん淀川に架かる橋を渡ったんですよ(当たり前やけど)。

開場を待つ間もshanduraiさん始め、落語会仲間の皆さんとおしゃべりが弾みました。
濃い紫のお着物に袴というスタイルで登場の雀喜さんは落語の小道具の解説やら、東の旅発端の一部をやってみせてくれはりました。
私的には間を取らずに扇で叩きながら同時に発端をべらべらしゃべってしまうというのが、喧しいけど新鮮に思えて面白かったです

「がまの油」はこれまで紅雀さんや吉の丞さんで聴いた印象の強い噺ですが、雀喜さんの色合いも楽しく、とてもチャーミングな油売りさんでした。
確かに雀喜さんの古典も悪くない(お仲間達が『雀喜さんは古典がよい』とおススメなのです。)。
雀太さんは「いらちの愛宕詣り」。
この噺も紅雀さんで聴くことの多い噺です。
主人公のキャラクターはやはり話し手に大きく影響を受けているように感じました。
紅雀さんの主人公の方が軽やかな印象でしょうか。
雀太さんの主人公も独特な思い込みで突っ走り、行き過ぎては戻り…

よぉでけた嫁はんやのに、腰巻に枕を包んでるとこは見逃さはったんやなぁ。
年末の上新庄でお顔だけは拝見しましたが、落語を聴くのはめっちゃ久しぶりの雀五郎さんは「仔猫」。
そう言えばまん我さんの「仔猫」も久しく聴いてません。
おなべちゃんの不気味な声(笑い声?)のところが、まん我さんのとは全然違っていて、どうしても頭の中で聴き慣れた噺と比べてしまうので気になりました。
でも後半に行くほど雀五郎ワールドが構築されて行く感じはいいですよね。
最後は雀三郎さんの「かぜうどん」。
過日、動楽亭昼席で聴いた時ももの売りの声が楽しく、後で妹と話題になりましたが、『だいこ』と『ごんぼ』、もの売りや無ぅても関西弁ではそない言います。
楽しいね

ひょうひょうと軽やかでいながら、ベテランの濃厚な味わいもある雀三郎さん、やっぱり素敵です

終演後、shanduraiさんとお茶を飲みつつ落語話が盛り上がり、解散したのは21時40分を過ぎていました。
同じ趣味のお仲間同士、話題が尽きないのです。
- at 01:25
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