今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

桂まん我独演会 @大丸心斎橋劇場

10/18(土)18:00開演
まん我落語ひとり旅全国ツアー2014~(その7)

<本日の演目>

まん我 「平林
まん我 「替り目
まん我 「ねずみ穴
   
 -中入り-
   
まん我どうらんの幸助

黒紋付の対で登場のまん我さん、中入り後は赤系縞もののお着物に小豆色のお羽織にお色直し。

動楽亭から金比羅さんに移動して、都合14席の落語を聴き、しかもあのスンバラシイまん我さんの「寝床」を1.5回も聴いたシアワセな日から15日間、すっかり落語から遠ざかって暮らしていました。
今日はまん我さんの独演会ツアーの半ば、ひとり旅は地元大阪へのお立ち寄り~
横浜にも名古屋にもお邪魔したし、神戸は第1回から欠かさず伺っている会場での独演会やったけど、やっぱり今夜の大阪での会は地元のファンのひとりとして、どこか特別な想いをもって臨みました。
まん我さんの昼間の「舞台チェック中」のツイートでは赤い毛氈が敷かれていた高座でしたが、あれは昼間公演のあった文之助さん用やったんでしょうね。
まん我さんの高座は紺色の毛氈が敷かれていて、それを見ると何だかまん我さんの会という気分になります。
(今回の神戸は何故か赤やったけど)
今夜は時々付き合ってくれる勤務先の若い女の子と、しばらく落語会から遠ざかっていた以前の仕事仲間を誘っていました。
それから最近お仕事が忙しいらしくて、ほぼ直前に参加表明のさきさんともご一緒しました。
例によってまん我さんは出囃子もなく静かに登場しはりました。
今夜も”まん我”というお名前にまつわるお話をされた後、所謂前座噺と言われるものの中でも私は特に好きな「平林」を楽しく 聴かせてくれはりました。
定吉が「たーいらばやしかひらりんか」と唱えて歩くシーンが好きで、もっと繰り返して欲しいと思うほど(狂言の中で歌い囃すシーンと同じような高揚感があるんです)ですが、定吉が佐兵衛さんを呼び捨てにする件もそのこまっちゃくれた様子がなんとも可愛くて、大好きです。
その後には米朝師匠と談志師匠のこの噺にまつわるエピソードが語られます。
この話は住道で初めて聴いて以来、今回のツアーでは繰り返し語られ、よーく知っているのに、今夜は聴いていて少し胸が熱くなりました。
まん我さんがこの噺のお稽古を付けて貰いはった梅團治さんの教えも、また深いですよね。
そういう積み重ねがあればこそ、短い噺も立体的に浮かび上がって心底楽しくなるんやなぁ。
そうしていつもの酔っ払いの枕から「替り目」へ。
今日は俥屋さんもうどん屋さんも出て来ぇへんパターンでした。
あの大好きな表面張力シーン、前は湯のみを畳に直に置いてお酒を注いではったように思うんですが、今日はお膳に湯のみが載ってました。
短いシーンやけど、まん我さんの表情がすごく動いてめっちゃ楽しい
私はアルコールが全くダメで身内にもそれほどお酒が飲める人もいないので、酔っ払いは基本的に苦手なんですが、まん我さんの「替り目」の酔っ払いにはまん我ワールドの温かさがぎゅっと詰まっている気がして、このオッチャンは大好きです
まん我さんは座り続けたままで、落語と落語の間も話し続けたはるので、空気がどんどん色濃くなって、ここはまん我ワールドそのものです。
最近は噺の入り方にドキッとさせられていた気がしましたが、今夜の「ねずみ穴」は割りと普通に入って行かはりました。
確かに呆気ない夢落ちなはずやけど、そこまでのまん我さんのドラマチックな語りがやっぱり素晴らしい
以前に聴いた時、さきさんが三文を拾う竹次郎の表情をすごくほめたはったのをそのシーンを聴きつつ思い出しました。
三文を元手に竹次郎がいろんな仕事をするところをさまざまな物売りの声で表現しはるところも、まん我さんの伸びやかなお声がとても素敵で聴き惚れます。
グイグイ噺に引き込まれてしまうので、夢落ちの呆気なさが救いになるんですよね。
こんな素晴らしい語りを何度も聴いているなんて、私ってなんちゅう果報者なんでしょ
中入りの後は「どうらんの幸助」さん。
いつものデコボココンビの相対喧嘩の顛末も楽しく、稽古屋のお師匠はんの浄瑠璃はええお声で、歌朴さんが拍手しはったのに釣られるように思わず客席からも拍手が湧きました。
私は常々まん我さんのええお声を褒めちぎっていますが、“ええ声”というのも大いに好みの問題なので、特にそうは思わないと言われてしまうことも少なくありません。
でもそうは思わないと言わはった人も、まん我さんが歌わはるシーンを聴くと『やっぱりええ声やね!』と言わはることもこれまた多いです。
私ももちろんまん我さんが歌わはるお声は好きなので、都都逸やら舟歌を歌ったり、浄瑠璃を語ったりしはる噺を聴くのは一段と嬉しいんですが、それよりもオトコマエやらやんちゃ坊主やら別嬪さんやら時には人間以外のものまでもを演じ分け、気温や空気感までも感じさせてくれはるあの語りの時のええお声はもっと好きなんです。
何と柔らかくて力強く、心地よく響くええお声なんでしょう
稽古屋の野次馬さんたちの「どこへ?」「誰が?」との戸惑いとその後の茶目っ気
結局私達聴衆はその茶目っ気に乗って、幸助さんの後をついて行くんですよね。
今夜もその生真面目っぷりでたっぷり笑わせてくれはった幸助さんでした。
頭を下げはったまん我さんが幕の向うに消えてしまいはった後も、にわかに席を立てないような余韻がズンと私の中にありました。
今日も温かくて濃いまん我ワールドに浸るシアワセな時間をホンマにありがとうございました。
終演後、他の会場でのブログなどを拝見して羨ましく思っていた手ぬぐいのサインを私も頂くことが出来ました。

141018-01  141018-2


過日のお江戸の会でも『聴けなかった人は損したよ』と呟いたはった方がいたはりましたが、ホンマにそない思います。
今夜のまん我さんを聴かないなんて、絶対損したはりますよ!
会に誘った友人達もとても満足してくれたし、私も当分今夜のシアワセを胸に抱いて暮らします。

*Comment

めっちゃブラボー!

にこさん、昨日はお疲れさまでした。

「鼠穴」投げつけた三文を拾う作次郎は、昨日も見応えありました!
投げつけてから拾い始める短い時間に、作次郎の気持ちの揺れが
まん我さんの表情だけで手に取るようにわかっちゃうんだから
噺家さんってスゴイですよねー。

まん我さんが、ずっと出ずっぱりなのもかなり贅沢。
「平林」エピソードも面白かったし、鶴瓶師や談志師の声色も
お上手でした♪

南天兄さんの「ちっさい会」も、そういう贅沢感があるんですけどね。
…南天兄さんでまとめたら、また叱られそうやわ(笑)。
  • posted by さき
  • URL
  • 2014.10/19 22:01分
  • [Edit]

さきさんへ

こんばんは
モノマネは芸能の基本なのかも知れへんけど、噺家さんたちは皆さん落語家さんの模写がお上手やなと感じることが多いです。
もちろんまん我さん然りe-348
昨夜はありがとうございました。
でもまさか終演後に南天兄さんのお顔が拝めるとは思わんかったねぇ!
南天兄さんのファンなんやから、「南天兄さんでまとめて何が悪いねん!?」くらいに構えておいて下さいませe-2
贔屓の落語家さん寄りの発言はとーぜんやと思います。
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2014.10/19 22:39分
  • [Edit]

嗚呼、にこさん!

ありがとうございます。
にこさんは、いつだってアタシの味方です。
  • posted by さき
  • URL
  • 2014.10/19 23:09分
  • [Edit]

さきさんへ

そやかて、「贔屓」ってのはそういうこっちゃがな!
ま、自己弁護にもなっとりますんですけどねe-264
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2014.10/19 23:46分
  • [Edit]

いいな~

ご無沙汰ばっかりしています。
さきほどはありがとうございました。v-283
私もたまには寄席に行きたいな…と思いました。
茅ヶ崎寄席、なんていうのもたまにはあるのですが、知らない人ばっかり(あたりまえですけど)なので、イマイチ「行こう!」という気になりません。きっと行ってみたら面白いのでしょうけど。

余談ですが、こちらのリンク先に「のんのごぶごぶ」というのがそのまま置いてあって、胸が詰まりました。はかないものですね、命って。

未来さんへ

こんばんは
『茅ヶ崎寄席』是非一度お出でになって、ご感想をお聞かせ下さいませ(^_-)-☆
実は時々「のんのごぶごぶ」を覗きに行きます。
ツイッターのフォローもそのままですし、私のブログに頂いたコメントも何かの拍子に読むことがあります。
優しくて気持ちのいい方でした。
私達も精一杯生きなくてはね!
  • posted by にこりんぼ
  • URL
  • 2014.10/23 23:23分
  • [Edit]

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