今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第223回尼崎落語勉強会 @尼崎市総合文化センター7F会議室

6/18(水)18:15開演
<本日の演目>

米輝  「青菜」
鞠輔  「花色木綿」
團治郎 「七段目」
宗助  「稲荷俥」
まん我浮世床
米二  「ろくろ首」
ちょうば「植木屋娘」

まん我さんのお召し物は藤紫の対。

今日は降ったりやんだりのややこしいお天気でしたが、ちょうど会場に向かう頃結構しっかり降っていました。
これまで私がこの会に伺った中では一番サラッとした入りやったような気がします。
開演を待つ間、背後からチラシをチェックしたはるらしい男女の会話が耳に入りました。
女声「まん我や、これまん我
男声「まん我ばっかりやな」
女声「まん我、好きやねん」
ですよねー!奥様、お目がお高い!
23日云々と聞こえましたから、太融寺のまん我道場のチラシをご覧になってたんですね。
尼から梅田はたったの10分、是非ともお出でになりますように。
米輝さんの「青菜」。
これまで私にはちょっとしゃべり慣れ過ぎてはる気がしていた米輝さんなのですが、今日の「青菜」は登場人物のそれぞれが綺麗に演じ分けられていて、しゃべり慣れたはることがとってもプラスに感じられました。
仕草なんかも決まっていたということかも知れません。
旦那さんに家で『牛若丸が出でまして・・・』の趣向をマネすると言うて帰らはるのは初めて聴きました。
それに植木屋さんのお家には青菜があるというパターンも初めてで新鮮でした。
おさきさんのデンボには一切触れず。
鞠輔さんの「花色木綿」は泥棒に入られたヤモメさんが妙に嬉しそうな口調なのが可笑しいんです。
そりゃまぁ、嬉しいとは思うけど
やっぱり羽二重の羽織には紋がなくて、モーニングには紋があるらしい。
十二支が手を繋いでいる紋ではないようでした。
團治郎さんではたぶん前座噺しか聴いたことがなかったと思うので、「七段目」を聴けるとはラッキーでした。
発声も力強くて、仕草も決まってはるし、楽しかったのですが、定吉がもうちょっと色っぽくてもよかったかな、と妙な感想の私です
宗助さんの「稲荷俥」は先月の動楽亭昼席でも聴いていました。
私は噺家さんの外観とその方が語りはる登場人物の風貌との繋がりに興味を持っていますが、思えば宗助さんの登場人物達は宗助さんの外観に影響を受けてはりません。
狐を騙る乗客が大柄で宗助さんとは違った風貌に思えるなぁ…と尼崎の駅に向かいつつ思い出していました。
続いてお待ちかねのまん我さん、今日ここに来はる時、阪神電車に乗っている人たちが皆スマホを触っている、本など読んでいる人はいないという枕から、まん我さんの面白顔が次々と繰り出される 浮世床」でした。
まん我さんは鳥取のご両親のご実家で昔体験が出来たはるようで、五衛門風呂に入った事やら火鉢の中をかき回したことがあると言うたはります。
火箸のぼんぼりさんを鼻の穴に詰めて鳴らしてみせはるシーンで、実際火箸に見立てた扇子は1本だけやし、鼻の穴にも入ってへんわけですが、私には子どもの頃実家にあった火箸がくっきりと目に浮かんでいるし、その火箸が立てる金属音さえも聞こえるように感じます。
割り木屋のオッチャンが講釈本を読みはるシーンも相変わらず楽しく、この噺は箕面で聴いたのが久しぶりでしたが、もっと度々聴きたい噺やなぁって思います。
米二さんはトリ前で短めの噺、と「ろくろ首」。
お弟子さんの二乗さんでは複数回聴いていますが、やはり米二さんのようなベテランで聴く「ろくろ首」は格別です。
「ろくろ首」はバケモノの類やと思っていましたが、以前にも書いたようにこの噺では医学が進んでいるから治るかも知れん…と、病気のように語られています。
言われてみればバケモノとの養子縁組を持ってくる甚兵衛さんっちゅうのもオカシナもんやわね。
それに『今夜だけは慎んでおこう』というセリフもあり、慎む気があれば慎めるもんなのか!?という疑問も頭の片隅にモヤッとしています。
ちょうばさんのことを周囲の人達が皆『ちょばーん』と呼んではったのがちょっと驚きでした。
さすがABCラジオやね。
「植木屋娘」の幸右衛門さんは2千両も持ってはるお金持ちなんやて初めて知りました。
って言うか、植木屋の商売は順調で経済的には潤ってはる気配やとは思っていましたが、2千両という具体的な数字を知りませんでした。
羽織と間違えて奥さんの腰巻を羽織ってお寺に向かってしまう幸右衛門さんですが、『スーパーマンのマントのように』という一言がこの状況の可笑しさを如実に物語っている気がしました。
これまで『てれん』という言葉は聴いたことがありましたが、ちょうばさんは『てれん』と言うたはりました。
検索してみたらどちらもありなんですね。
ここ尼崎のお客さんはいつ来ても楽しげに笑いはるので、一層落語が楽しく感じられます。
休憩なしの7席、木戸銭1300円(アルカイック会員1100円)は安過ぎやと思います。

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