今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

動楽亭昼席~2月席~(第10日)

<本日の演目>

鯛蔵  「初天神」
まん我 「三十石
歌之助 「しびんの花活け」
米左  「不動坊」
   
 -中入り-
   
雀三郎 「時うどん」
米團治 「代書」

まん我さんはピンクの細かい縞のお着物に小豆色のお羽織、白い帯を素敵に合わせたはります

今日は勤務先の有休取得奨励日でしたので、お休みを貰って、年に一度のジパング倶楽部の更新手続きのため大阪市障害者団体協議会という所に行きました。
郵送での手続きも可能ですが、郵便小為替での支払いが求められていて、どっちみち平日の昼間を使わなければならないので、いつも直接行って現金を払います。
あの建物の立地といい、この手続きの不便さといい、どう考えても今の時代の仕事とちゃうで…と、いつも思うんですけどね。
ま、取敢えず午前中には用を済ませて、今日も午後は動楽亭に向かいました。
飛び石連休の谷間とは言え、今日は平日なのに日曜日の昨日とあまり客数に差がなかったかも知れません。
私的には昨日も今日もメンバーは揃ってはるんやけどなぁ。
鯛蔵さんの「初天神」はもう聴き慣れていて、いつもあのこまっちゃくれた寅ちゃんと鯛蔵さんが重なって見えるんです
そう、鯛蔵さんはどう見てもおとっちゃんやない、寅ちゃんですよね。
あの目つき、口の尖らせ方…ほんまに寅ちゃんがよう似合うてはるわぁ!
半ばまででしたが、今日も楽しい「初天神」でした。
鯛蔵さんは枕にご出身の広島での学校落語で子ども達がとても素直な反応を示してくれて嬉しかった話をしてはりましたが、昔の噺とはいうものの、こまっちゃくれた寅ちゃんは大阪の都会っ子なんでしょうね。
まん我さんは予想通りの「三十石」。
昨日は三つ目の出番でしたが、今日は二つ目で持ち時間がずいぶん違っているのでしょうか。
昨日と比べるとかなり端折られていた気がしました。
舟歌も少なかったし、エピソードも少なめでした。
今日は蕎麦探さんご夫妻がおいでになっていたのですが、お二人とも朝方の酉の声と犬の鳴き声がなかったのが寂しかったと言うたはりました。
あのシ-ンはNHKの大賞を獲られた時の演技でも印象が強かったし、昨日も酉の声にお客さんがよく反応してはったし、まん我さんの鳴き方がすごくお上手なので楽しみに待ってしまいますよね。
とは言え『お前変態やろ!?』という一言で軌道修正される乗客の逸脱振りはやっぱりまん我さんならでは
今日もクスクス笑いが充満して行く客席が楽しゅうございました。
歌之助さんによると落語の演目名というのは先に噺ありきで、楽屋の噺家さんたちが便宜上付けはった符牒のようなものなんやそうです。
親子で初天神に行くから「初天神」、三十石舟に乗るから「三十石」、極めて端的にその噺を示す符牒。
同じ噺でも微妙に違うタイトルが標記されていたりすることをいちいち私たちは気にしてしまいますが、余り気にすることもないんでしょうか。
歌之助さんの「しびんの花活け」はタイトルには記憶があるけれど、噺の内容は全く知らないもののように思えました。
これまでに一度阿か枝さんで聴いたことがあったようです。
何だか妙な噺ですねぇ。
私がピンと来なさ過ぎ?
米左さんは「不動坊」。
ここで一度ざこばさんで聴いた折は、ちゃんと最後まで楽しめたのでしたが、この噺を最後まで楽しめたのはあのざこばさんの1回だけではないかと思います。
昨日眠くなることについて書きましたが、この噺は演者さんに限らずほぼダメです。。。
ベテランの演者さんは言うに及ばず、南天さんや紅雀さんでもダメでした。
最初から最後まで眠り続けている訳ではないので、何度も聴いていたら全体のストーリーは解っているのですが、どこかで話がまだらになってしまいます。
この噺のどこがどうなのかわかりません。
もしまん我さんで聴くことがあったら克服出来るんでしょうか、ねぇ。
中入り後に雀三郎さん、贅沢なラインナップです。
雀三郎さんで「時うどん」というのは一度“雀の学校”で聴かせて頂いたことがありました。
滅多なことでは聴くチャンスがないと思うのですが、あの日もめっちゃ濃くて楽しかった印象があります。
比べるとあの日の方がより凄かったとは思いましたが、やはりベテランの前座噺というのは何だかずっしり重みがあるような凝縮された感じの面白さですね。
最後は『三文損しよった』とは言わずにお辞儀しはりました。
雀三郎さんの後に米團治さん…とても木戸銭2千円では聴かれへんようなメンバーです。
今、文之助さん、文都さん、文枝さんと3つの襲名興行が同時進行で動いているが、未だにご自身は『小米朝さーん』と呼ばれるなんていう話を枕で話されました。
もし米團治さんが小米朝さんのままで、あの襲名公演が高槻現代劇場でなかったら、私は今もまん我さんの存在を知らないままやったんでしょうか。。。
そんなことを思うと小米朝さんに強く襲名を勧めはったというざこばさんに、私は感謝せなアキマセン。
「代書」はいろんなパターンがあるんですね。
私はこの噺をまだじっくり聴き込んだことがない状況なので、毎回聴くたびに『こんなんもあるんやな』と物珍しい気分で聴いてしまうんですが、米團治さん独特の軽やかさもありとても楽しめました。
最後に米團治さんの真っ直ぐなお人柄を感じるハプニングもあって、やっぱり落語はライブでこそ楽しいものやと思います。

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