今日もまったり

つれづれなるままに時折PCに向かいて、心に浮かぶよしなし事を書いてみようと思います。 内容と無関係なコメントや広告宣伝を目的としたトラックバックは削除させて頂きます。

第228回TORII寄席 @TORII HALL

【NHK新人演芸大賞出場者特集/春を呼ぶ熱き競演!】

<本日の演目>

米輝    「子ほめ」
月亭太遊  「たまげほう」
露の   「厩火事」
よね吉   「七段目」
   
 -仲入-
   
トーク:桂米團治/桂よね吉/笑福亭風喬/桂まん我
笑福亭風喬 「平の陰」
まん我  「三十石

まん我さんは系の縞のお着物に深いのお羽織。

朝はラジオ「桂塩鯛のサークルタウン」を楽しみ、午後は妹と待ち合わせて買い物、夕方から難波でこの落語会…と、今日は盛り沢山な土曜日でした。
開口一番は米輝さん、伊勢屋の番頭さんは登場するけどあまりいじられずにサラッと行ってしまいはる(時間の関係でしょうね)「子ほめ」でした。
米輝さんを聴く度に書いていると思いますが、今夜も慣れた口調やなぁ…と感じました。
私はこういう若い人にどこかで初々しさを求めているのかもしれません。
米輝さんの場合、口調は慣れた感じがするのですが、所作に初々しさがあるんですよね。
太遊さんは今夜初めて生で拝見しました。
昨秋のNHK新人演芸大賞はTVで拝見したので、「たまげほう」も聴いていました。
後で登場しはった米團治さんはこの噺で『爆笑した』と言うたはりましたが、私はまだその域には達していません。
ただ枕の宮津市の話題然り、この新作然り、太遊さんは独特の世界を持ってはるんですね。
きっとハマりはる人はハマりはるんやろうと思います。
続くさんも昨秋の本選に出場しはりました。
「厩火事」は普通に男性の落語家さんでも聴いていますが、すずめさんでも聴かせて頂いたことがありました。
女性の主人公が語るシーンが多いので、女性の落語家さんで聴くと妙にリアルな雰囲気です。
これは私が同性やから感じることなのかも知れへんとも思いますが、そのリアルさがちょっと小気味よい気もします。
よね吉さんは「七段目」。
枕もたっぷりしゃべってから入らはりました。
この噺はよね吉さんの兄弟子である吉弥さんのものを何度も聴いています。
芝居噺は吉朝一門ではとてもよく聴くけど、枝雀一門の芝居噺ってほぼ聴きませんよね(文我さんは別として)。
よね吉さんは所作も大胆で決まってはるし楽しいなぁ。
いろんな噺に登場する定吉っとんは“子ども衆”とも呼ばれて、幼いイメージの場合が多いですが、この噺の定吉っとんは中学生くらいにはなっていそうな気がします。
中入りの後、予定にはなかったトークコーナーがありました
この毎月1日に開催されているトリイ寄席は米團治さんがプロデュースされているらしく、今夜のNHK新人演芸大賞に関わるメンバーを揃えようと企ててくれはったのも米團治さんの仕業のようです
ということで舞台に敷かれた4枚の座布団につきはったのは、米團治さんと今夜の出演者の内大賞受賞経験者のお三方でした。
米團治さんはご出演の予定ではなかったので、お着物ではなくお一人だけ洋装で。
風喬さんは1回の本選出場で大賞を射止めはったようですが、まん我さんの“3度目の正直”には上があって、よね吉さんは4回も本選出場されたんやそうです。
そんなこんなのNHK新人演芸大賞にまつわる楽しいトークが繰り広げられました。
風喬さんも今夜初めて拝見しました。
笑顔のチャーミングな方ですね。
『言うたろか、知らんけど』の大阪のおばちゃんの枕はポピュラーなものなんでしょうか?
「平の陰」はとても楽しくて、聴きやすい落語家さんやと思いました。
また別の噺を聴く機会があると嬉しいかも。
今夜は最後に登場のまん我さんです。
文我師匠と前半、後半に分けての口演以来の「三十石」、枕には受賞前夜と受賞後の奥様とのエピソード。
『旅ネタは面白ない』とのたまったという奥様に対して『上方落語への冒涜や』と怒ってみせはるまん我さんですが、以前どこかの客席でこのエピソードに対して『ほー、落語知ってるんや-』と小さく呟きはる声を聞いたことがありました
まん我さんのよいお声で聴く三十石の舟歌…今夜はたっぷりで、コーラス陣も充実していて聴いているとワクワクします
漆黒の闇夜から朝もやの大阪へ…ニワトリの声に呼応する犬達の鳴き声を聴くのは大好きなのですが、それを聴いてしまったらもう白々と夜は明けて舟が大阪に着いてしまうんですよね。
名残惜しくはあるけれど、やっぱり心地よく舟に揺られた後、『三十石は夢の通い路でございます』というセリフを聴くのがとても好きです。

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